このレースというと５月の大型連休を連想する。一人で東京競馬場の内馬場で一日を過ごし、日光浴した思い出などがよみがえる。

過去５年は１番人気が勝ったレースがない。そこそこ乱れるレースということだ。そして雨の稍重で行われた今年のレースも荒れて、９番人気のシャンパンカラーが勝利した。


どうしても脚を取られる馬場ということもあって、このレースで人気を集めた末脚を武器とする各馬が前に行く展開となることで、伏兵馬が勝利する結果となり、このレースで最も脚色がよかったのは２着のウンブライルだった。見応えのあるレースだった。

同じ頃チャーチルダウンズで行われたケンタッキーダービーには２頭の日本調教馬も出走したが、勝ったのは８番人気メイジという馬だった。


４コーナーで中盤にいたメイジは、直線に入って先頭にたつとじわじわのびて、追いすがる各馬を振り切った。ルメールが乗って３番人気のデルマソトカゲは６着。大井競馬から果敢に挑戦したマンダリンヒーローは１２着に敗れた。いずれの馬も早めに北米に渡って前哨戦を好成績で仕上げていただけに残念な結果だった。

このレースの日本馬というとラニを思い出す。武豊騎手が乗って９着だったが、北米３冠レースをすべて走りきり、ベルモントＳでは３着と頑張った。

どんなレースでも第一人者は評価されるべきだ。野球にしてもサッカーにしてもラグビーにしても、世界と戦うことの意義は称賛されていいと思う。

ついでにイギリスのニューマーケットで行われた２０００ギニーは、デットーリが乗った２番人気シャルデーンが勝利した。

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