鬼頭健吾「線について」 銀座シックス 「山分け」
鬼頭健吾さんの個展が銀座シックスで開かれていた。
そういえば、アート・ブリュットで似たようなテーマを見た。
価値のない線にこだわる造り手の世界を堪能したことを思い出す。
中央に飾られていた造形が何しろすごい迫力だ。天井高くまで交差する色鮮やかな棒とそれを幾何学的(と思われる)緻密な力関係で引き合うロープの交差が、この複雑な社会を思わせる。
円形が醸し出す空間。
それとは別に四角い空間にぴたりと収まる作品。
その美しい世界に集中すると、見え方も色の感覚も全く異なって見えてくる。ミクロからマクロへと広がる世界は見事で、近くで見た感覚と遠くで感じた感覚はまるで違う作品のようで、その世界へとどんどん引き込まれてゆく。これは宇宙か?それとも自然界か?いずれにしても”線”が織りなす世界を幅広く解釈させることで、自分がいまいる位置をほのかに信じることができる。今、自分はここにいる。作品群から見つめられることで自分を自覚できる世界。
ずいぶん前の記事のようだが、このことが大きく報道されずに放置されているといことの意味はなんだろう?
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