烏龍倶楽部 新宿 「Disillusioned by society」


ずっと友だちと、いつか行こうよと約束してなかなか行けなかったレコードバーにたどり着く。何しろこちらは酒を飲まないから、バーに行くという行為自体がありえない。

もともとはYou Tubeの「みのミュージック」で、アーチストを掘り下げる動画を見ているうちにここへたどり着いた。たどり着いたのだが、何しろ夜8時開店というギャップがあってなかなか出向く機会がない。なにしろこちらは平日夜9時に就寝する毎日だ。
そんなある日「シネマ秘宝館」が土曜日に開かれるというので、その後に友だちのYくんと行くことにした。(それでも時間があるので映画まで見てしまった。)

店内には壁一面にジャンルを問わないレコードアルバムが並ぶ。

もちろんオーナーのミノタウルスさんのアルバムも。

カウンターしかない狭い店内で店長が丁寧に応対してくれる。ちょっと話をしただけで切れ者なのがわかる。これはビートルズがデビューしたキャバーンクラブの石だそうだ。すごい価値のあるものだ。そしてこの日のテーマがビートルズ。


と、いいながらこの日われわれがいる間、ビートルズは1曲もかからず。カウンターの先にいる若い女性お二人がこの日にタワーレコードで買ったアルバムを聞いたりして過ごし、ビーチボーイズにたどり着く。


Yくんが「ペット・サウンズ」の話題を持ち出したら店長がすぐさまアルバムを探し出し、同じカウンターの女性がこれに賛同するというノリで時間を過ごす。

自分はまるでビーチボーイズのことを知らなかったのだが、山下達郎さんが「JOY」というライブアルバムでこのアルバムの「God only knows」をカバーしていること以外、このアルバムのことをまるで知らず、Yくんに色々解説してもらって時間をすごす。音楽に向き合って黙って過ごすってこんなに贅沢なことなのかと感動した。

結局、われわれがいる間ビートルズは1曲もかからなかったけど、また来て時間を過ごしたいと思わせるすごい空間であった。190㌢はある大きな店長と対面で話をするのもまた楽しい。まったく我々を幻滅させることはなかった
(=^・^=)


さて、世の中には幻滅させるものと幻滅させないものがあるようだが、こちらは幻滅させるお話だ。
アメリカが嫌になったから北朝鮮へ逃げる、という人が増えるのだろうか?社会に幻滅しているのは、彼だけではないはずだ。彼の行方が公になって、世界に発信されることを期待する。

“He also expressed his willingness to seek refugee in the DPRK or a third country, saying that he was disillusioned at the unequal American society.”

「彼はまた、不平等なアメリカ社会に幻滅していると述べ、北朝鮮または第三国への難民を求める意向を表明した。」

北朝鮮、渡米した米兵「社会に幻滅した」と主張

北朝鮮は米兵トラビス・キングがいると主張。今、何が起きた?



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