高田馬場にある「長崎飯店」にやっと寄ることができて嬉しかった。
３０年前には週１ペースで通い詰めた店。

日曜日が休みなので、土曜日に寄るしかない。店内はなんと満席で、なんとか二人がけの席に座ったのはいいのだが、注文がうまく通らなかったようで、ずいぶん待たされて長崎ちゃんぽんと皿うどんが出てきた。

「ちゃんぽん」とは、長崎の言葉で「中華料理」を意味するらしく、本場長崎ではここでいう皿うどんのことを「ちゃんぽん」と呼ぶとか。長崎はまだ行ったことがない。

懐かしい味だった。
３０年前は客席をひとりで切り盛りしていたママがいまも元気だった。少し背中が丸くなったが、うごきはシャープ。８０歳で現役らしい。注文が通らなかったお詫びにビールをご馳走してくれて、ダーリンさんは大喜び。ひとりひとりのお客さんに声をかけるのは昔のまんま。すごいな〜。

高田馬場はふたつの意味で青春。

ひとつは予備校通いをしていたこと。神田川を超えて通った建物を見に行ったら、高齢者施設になっていた。予備校が高齢者施設とはなんとも時代を映すようだが、これも現実だ。予備校の隣に「ヤンヤン」というご夫婦でやっている喫茶店があって、毎日のように居座っていた。そこで出会った仲間とかと、その後も長い付き合いがあった。佐野元春さんやユーミンさんの、当時でいうニューミュージックを教えてもらったのもあの頃だ。男子校を卒業したあとで、女性とお近づきになれたのも嬉しい時代。これが４０年前。

もうひとつは、３０年前。起業したころ、同僚と小さな事務所を借りて仕事を始めたのも高田馬場。その頃この店に通い詰めた。仕事がなくて給料も出ない。家族には迷惑をかけたろう。その後自分は名古屋に転勤を命ぜられ、しばらく高田馬場を留守にして戻ったら、事務所が５倍ぐらいに広くなっていて驚いた。いろいろあった寄り道の頃だ。

今思うと後悔ばかりだが、過ぎたこと。
当時と同じ店があって、そこで同じ方が年を召されてまだ頑張っている。
(=^・^=)

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トレイシー・チャップマンが黒人歌手で初めてのカントリー歌手として受賞したらしい。

Tracy Chapman - Fast car

Tracy Chapman has made history as the first Black songwriter to win the award.

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— nzherald (@nzherald)

November 10, 2023