#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

ザ・ディプロマット Netflix


すごい話しだ。まず冒頭のシーンで空母が撃破されるところから始まる。ここで度肝を抜かされる。


そしてずっと外交官の夫ハルの影になってともに各地へ赴任していた妻のケイトが国務省に呼び出される。夫の赴任先の話しかと思ったら、イギリス大使として自身の赴任を任命されるという展開。自ら大使として仕事をするのに、これまで表舞台で活躍してきた夫の人脈が逆に邪魔をして仕事にならない。イギリスは撃破された空母で41人の兵士を失っており、イギリスの威信をかけて犯人を突き止めたい。イランの攻撃が噂される中、夫ハルのネットワークで当事国の情報を得て、どうもイランの攻撃ではないという情報をキャッチする。しかしイギリス首相は、一刻も早く敵国に反撃したくて閣僚にプレッシャーをかけ、外相から友好国アメリカの大使ケイトに厳しい要求が続く。


イギリスのアメリカ大使館で急遽大統領と首相が会談し、ここでもしイランを敵国と断定すると、ブッシュの失政と同じ過ちを繰り返すことになる。こうした決断の影で、ぎりぎりの交渉が繰り返される。すごい展開だ。


しかもなんと、ケイトが大使に抜擢された本当の理由は別のところにあって、それはいかにもアメリカが抱えるジレンマ。多国籍人種は性別の問題を乗りこえて”自由”を標ぼうするアメリカがまだ成し遂げていない女性大統領の就任もこのドラマのサイドストーリーとなっている。


仕事ができる外交官の夫を従えて、女性大使が必死にもがく姿は胸に迫るが、その一方で、もてあました夫が暇にまかせて色々な邪魔をする行為が笑わせる。女性は男性のお飾りだとされてきた男性優位社会で、立場が逆転したとき、ハズバンドとしての男性は果たしてどういう存在であるべきか?を考えされるドラマでもある。世界各国で多くの女性リーダーが生まれる傍らで、そのパートナーである夫はどうあるべきか?何をするべきか?


ケイトの活躍と副大統領就任の期待が影で高まる中、もともと有能な外交官であるハルにも国務長官への誘いがある。ケイトはイギリスの外相との個人的な愛情が生まれ、夫との関係はさらに冷めてゆく中、イギリスのロシア大使とふたりきりで面会したケイトに厳しい叱責を受けるが、部屋の外にも聞こえる大きな声で叱責するロシア大使からケイトはメモを渡され、別の部屋に裏から出るようにメッセージを受ける。そして出向いた先には・・・


ずっと言葉の応酬で、各国のプライドを維持しながら厳しい制裁をほのめかそうとするそれぞれの外交官たちだが、最後の最後でびっくりするような展開が待ち受ける。そして最後の第8話へ。



ここでケイトは、ずっと着るのを嫌がっていたドレスを初めて着る。これにも様々な意味があって、ルーブル美術館で開かれるパーティに向かい、フランスの外相と大きな絵画の前で対話する。ナポレオンの戴冠式の巨大な絵。


奇しくも同じ頃、イギリスではチャールズ国王の戴冠式が行われていた。

そしてこのあと、とてつもないことが起きてこのドラマの第1シーズンはエンディングとなる。



国際政治の複雑な思惑の中、常に板挟みになりながらその局面を突破する大使の仕事は常に人との交渉ばかり。このドラマも延々とセリフばかりが重なり、そのやりとりのほとんどは見ていてもさっぱりわからない。しかし、これらの動きの先にとてつもない事実が隠されていることを暗示させ、主人公のケイトの苦悩を見るものも共有することになる。



そして物語はシーズン2へ。2024年リリースの予定だそうだ。
(=^・^=)




にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ

にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ好きへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

こんなブログもやってます(=^・^=)
KINENOTE
Filmarks
goo
FC2
Muragon
seesaa
Livedoor
楽天ブログ
ameba
wordpress
Hatena
にほんブログ村
人気ブログランキング
Twitter
Facebook

政治経済 新聞記事 グルメ日記 スポーツとダイエット 愚痴 旅行散歩 映画読書

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!


×

非ログインユーザーとして返信する