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山本のハンバーグ
別の日に九段の仕事で神保町を歩く。運動不足が身に染みる。少しでも歩くために一駅手前の神保町で降りて、ランチしてから九段に向かうことにする。このあたりはお店が多くてどの店を選ぶか悩むうえ、人気店は行列ができていてさらに悩ませる。とくに寒い季節は店の外で待たされるので悩ましい。
山本ハンバーグは、待ちスペースに電気ストーブを用意してくれているので、有り難い。初めて入る店だが、店構えも美しい。ここから道行く人を眺めていると、多くの（特に女性）は店先のメニューをじっくり見極めて入る店を決めている。この店のように写真で示すと入りやすい。
奇跡的にほとんど待たずに入ることができてカウンター席に座るのだが、すごくオシャレなレイアウトだ。窓際だけでなく、店のあちこちに本が並ぶ。外国語の本も多くて目移りする。先日入ったろしあ亭もそうだが、「どうぞゆっくり時間を過ごして下さいね。」という雰囲気が伝わる。定番の山本ハンバーグを頼むと「お時間がかかりますけど大丈夫ですか？」と聞かれる。オーダーされてから焼き始めるようだ。
最初にオーガニックのサラダとジュース。ジュースにはこだわりがあるらしく、パイナップルやブロッコリなどをミックスしていることが説明される。
目の前にある本を読みながら待つと、「もうすぐお料理をお運びします。」と声がかかる。いろいろ配慮に工夫がある。いいお店だと思わせる。
あつあつの鍋にジュージューのハンバーグが運ばれてくる。見た目にもすごい。
帰りにぴよぴよ声がするので立ち止まると、おびただしいスズメが泣いていた。都会でスズメの大群はなかなか見かけない。珍しいことだ。
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