#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

カモン カモン マイク・ミルズ☆

 『20センチュリー・ウーマン』のマイク・ミルズ監督の新作。ホアキン・フェニックスが“あの”『ジョーカー』の次にこの作品をチョイスしたことで注目を浴びている。

C'mon C'mon | Official Trailer HD | A24
 物語は単純でわかりやすい。姉の子供、甥っ子を預かる叔父が主人公だ。まるで詩を読むような流れにモノクロの映像が美しい。敢えてモノクロに挑戦した理由はわからないが、昨今のなんでも見せてしまう合成カラーからすると、極めてシンプルで美しい。比較の対象ではないかもしれないが、ケネス・ブラナー監督の『ベルファスト』とはまるで違う。あちらはあちらで素晴らしい映画。


 はて?と『20センチュリー・ウーマン』を思い起こす。確か車がめらめら燃えているシーンがあったと思うが違う映画だったかな。何しろあの映画の掘り出しもの(といったら失礼だが)グレタ・ガーウィクだろう。病になって地元に戻ってくる若い女性に、主人公のアネット・ベニング演じる母親とその子供たちが翻弄される話し。あの映画には父親像がなかった。


 しかし、この映画『カモン カモン』は、思い切り父親像を押し出す。ホアキン・フェニックス演じる父親ではないが、少年にとって本当の父親が心の病と闘うのを傍らで見ている。突然父親になることを突きつけられる男の話しだ。


 ホアキン・フェニックス演じる主人公はインタビューを仕事にしている。子供たちに丁寧にインタビューして、アメリカと世界の未来について話してもらう。これらのシーンの美しいこと。彼らは大人顔負けに自らの考えを伝えようとする。自己アピールをする、すなわちアイデンティティを構築することが当りまえに日常の中で起きている社会。日本と比べると、その大人びた応対に感心する。


 大人びた子供と病んだ父親という狭間で、ホアキン・フェニックス演じる男が甥っ子のおかげで右往左往する姿は、だれもが経験しているのではないか。


 この過敏な少年は音に反応する。ホアキン・フェニックスの仕事道具を使って色々な音を拾う。音は見えない。見えない音を頼りに生きてゆく社会、不安な社会を露わにすることで、だれもが不安を抱えて生きていることを教えてくれる映画だ。


そういえばホアキンの『ドント・ウォーリー』という映画も見たな。事故で障害を負う人物を演じる。並べると、彼は「何かを背負う」役にこだわっているように感じる。この『カモン カモン』も、敢えて自分の望まない子供を背負い込む。子供を背負うシーンが印象的。『ジョーカー』だってそうだ。貧困とか格差を背負い、大勢の不満や不安の発露として背負い込む。



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