世界のはしっこ、ちいさな教室 エミリー・セロン監督
「世界のはしっこ、ちいさな教室」
なんと美しい映画だったのだろうか。素晴らしかった。
フランス語の原題「Être prof」プロになる、という意味で、英語のタイトル”Teach Me If You Can”はスピルバーグの映画を重ねるユニークさ。
3つの国と地域で行われる小さな教室のドラマ。ドキュメンタリーではあるが、その風景があまりにもドラマチックで美しいので、時としてドキュメンタリーであることを忘れる。初めて耳にするような国と地域。船上教室やパオの教室など、義務教育が行き届いている国(ように錯覚している国も含め)では想像もつかない劣悪な環境だ。しかしここに登場する三人の素晴らしい女性教師は、いずれも祖国への奉仕を背景に、子どもたちの教育に見を尽くす。おそらく子どもたちは瞬く間に成長して、彼女たち教師の前を過ぎ去ってゆくことだろう。大人になってそれが与えられた教育であったことを知ることもないだろう。
しかし教師にとっての教育とは、子供だけでなく、親や国(組織)といったあらゆる角度の違う価値観を取り持つ極めて重要なハブなのだ。この存在なくして国家や民族の未来はない。
ジャーナリストの血を受け継ぐエミリー・セロン監督は、結婚した夫も含めて、すべての環境がジャーナリズムそのものとなっているようだ。
少なくともこの映画に比べて、恵まれたと錯覚している国の国民は、実は本当の教育の必要性をまるで理解していない。
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