#ダリチョコ の映画とグルメ

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#クララとお日さま ① #カズオ・イシグロ 著、「#With_a_twist」

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タイカ・ワイティティ監督がこの原作を映画化するという話題もあるようだ。

カズオ・イシグロの作品を読むのは「浮世の画家」(渡辺謙さん主演でドラマにもなっている。)以来これが2冊目。


この衝撃をどのように伝えればいいのだろうか?言葉に詰まるような衝撃。不思議なシーンが次々と映し出されてゆくが、最後に全てが結実する。伏線を張り巡らせ方が巧妙だ。ある種のサスペンス小説とも言えようか。


クララとはAFである。


Artificial Friend いわば「ミーガン」や「アフターヤン」、翻訳家の鴻巣友季子さんの解説によれば「フランケンシュタイン」やチェコのカレル・チャペックが初めて使った「ロボット」にまで遡る壮大な叙事詩のような物語が「クララとお日さま」だ。


はじめはクララがお店に並んだシーンから始まる。ひとつ前の型式のクララは新型のAFが次々と売れてゆくのを横目に、ずっと店の中や店頭に立ち、買い手を待っている。このドラマはクララを一人称として描かれているので、これらのシーンに悲壮感はないが、まるで人身売買のようなイメージが重なる。あるとき、ジョジーという少女が母親と訪れて、クララとジョジーは意気投合し「必ずまた来るからね!」と約束するが、しばらく時間が経過する。ここで恐ろしいことが起きる。クララを他の子供が欲しがったとき、その子供をクララが無視するのだ。クララはジョジーとの約束を果たすために、ほかの子供に引き取られるのを、まるで拒否するような態度をとる。そのことを店長さんから叱責される。(店長さんは、ラストシーンでも重要な役回りで登場する。)


ここでクララは不思議な光景を見る。店の向こう側で物乞いと飼い犬が横たわって動かなくなっているのだ。そのことに誰も気づかない。ところがそこにお日さまが射して物乞いと飼い犬を蘇らせるのだ。このシーンの意味もまた、あとの展開に極めて重要なシーンだ。


ここにジョジーと母親がしばらく時間が経ってからやってくる。母親はクララにジョジーのマネをするよう強要して、体の不自由なジョジーの歩き方をクララがマネしたのを確認してクララの購入を決定する。


ここから第2部となり、クララがジョジーの家に連れられてからの生活が描かれる。ある日、母親とジョジーがクララを連れて滝を見に行くことにするが、当日ジョジーの具合が悪くなる。しかし母親はクララとふたりで滝を見に行くことにする。これもまた、あとの展開の伏線になっている。


第3部は、ジョジーと幼馴染のリックとの関係を描く。子供ながらに二人は強く惹かれ合っている。しかしジョジーの病状は悪化してゆく。クララは自らの意思で「お日さま」に救いを求める。そしてジョジーの病が、汚染を生み出すクーティングズマシンが原因であることを突き止める。

ここまでは、まるでドラマの行き先が見えない。前半を読むだけでは、ドラマの本筋を読み取ることは極めて難しい。しかし、丁寧に読むと、AFを一人称とするこのドラマに違和感を感じることになる。優秀なAFであるクララが、自ら意思をもってジョジーの病を助けようとする展開と、ジョジーと母親が置かれた関係などが露わになることで、とてつもないラストシーンへと向かうのである。


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7割が外国人の地方都市では、公務員としても外国人を採用しているらしい。当然のことだと思う。


ひねりを加えた日本:49カ国から人が集まる地方都市

“Ōizumi is changing,” said Yumi Kuroki, a second-generation Japanese-Brazilian who runs a supermarket. “It used to be a Brazilian town but now there are a lot more people from Asia. It’s a friendly community, and I think Japanese people here are used to having foreign neighbours. I used to live in a bigger town nearby and people would ignore me when I greeted them. It’s not like that here.”

「大泉町は変わりつつある」とスーパーマーケットを経営する日系ブラジル二世の黒木由美さんは言う。「以前はブラジル人の街でしたが、今ではアジアからの人々が増えています。ここはフレンドリーなコミュニティで、ここの日本人は外国人が隣人を持つことに慣れていると思います。以前は近くの大きな町に住んでいましたが、挨拶しても人々は無視していました。ここではそんなことないよ。」

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