#ダリチョコ の映画とグルメ

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#シック・オブ・マイセルフ #クリストファー・ボルグリ監督

シック・オブ・マイセルフ


なんとなくだがこの映画を見ていて、「わたしは最悪」と「画家と泥棒」という2本の映画を連想したら、偶然どちらもノルウェー映画だった。ノルウェー映画というと馴染みが薄いが、ここ数年の傾向にアートと泥棒というテーマが重なるのはなぜだろうか。


さらに、「エイス・グレード」や「リコリス・ピザ」なども重なる自己顕示欲と挫折。こうした心理をも思い起こさせる。


それはともかく、かなりもやもやする映画だった。公開初日の夜、武蔵野館で鑑賞したが、劇場はかなり席が埋まっていて、不思議な熱気があった。それはこの映画に対する期待もあるだろうが、このような痛々しい映画を見たいという逆欲求のような世界。平和で幸せな自分ではなく、明日になったらこの映画の主人公と同じような状態になっているのではないかという不安を先取りしたいという感情か、なんとも不思議な空気が漂う。


レビューなどを読んでも「2度と見たくないけど、最高の映画」とか「感情移入できないけど、一生忘れられない」などの声が多いようだ。



これはつまり、自分もまたこの主人公と同じ欲求を抱えているけど、それを直視したくない、という感情だろうか。人はときに、無自覚に傲慢になりがちで、この映画の主人公のように自虐的な自傷行為を重ねてまで「目立ちたい」、あるいは「無視されたくない」という感情に支配される。それは広い意味でアングロサクソン系の自立心の矛盾なのかもしれない。


まぁ、固いことは抜きにして、このブラックコメディのような痛々しい世界を映画館で味わうのも悪くなかろう。なぜならきっとあなたも「シック」のはずだから・・・
(=^・^=)





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