#ダリチョコ の映画とグルメ

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カラー・パープル ブリッツ・バザウーレ監督

カラー・パープル

The Color Purple | Official Trailer


偉大なフェミニスト、アリス・ウォーカーの原作をスピルバーグが1985年に映画化した作品のリメイク。舞台ミュージカルで上演されて大ヒットしたものを映画化したようだ。素晴らしかった。



実はスピルバーグ版をVHSで買ってずっと見ていなかった。スピルバーグ作品で見ていない唯一の作品なのだが、それが逆に良かったかもしれない。この暗く悲しい、しかし最後には希望をもたらす映画をまともに受け止めるのは辛い。ミュージカルという形式にすることで、ドラマは飛躍的に感受性を高め夢と希望へといざなってくれる。


女性が道具でしかない時代、幼い少女セリーが子供を身ごもって出産する。ここでスピルバーグの主演だったウーピー・ゴールドバーグがカメオ出演している。きっとどこかで出ているだろうと思ったが、ウーピーの存在は強く大きい。そして同じく前作で友人のソフィア役を演じたオプラ・ウィンフリー(今や大スター)がプロデューサーとして名を連ねている。こうして見ると、この原作をいま、あらためて世に放とうとする多くの人々の意思がこの素晴らしい映画に結実している。寸分の隙もないほど画面に満ちた人々の意思が素晴らしい音楽とともに我々にはたらきかけてくる。


冒頭、丸いバンジョーを弾きながら馬に乗って男がやってくる。このいかにも男性主義的で女性を蔑視する男の愚かさを前半で描きながら、マ・レイニーを連想させるジョグという歌手との出会い。少女時代に別れ別れになったネティ(「リトル・マーメイド」のハリー・ベリー)との再会で終わる大団円。時折映される太陽の光なども含めて、どのシーンも美しく素晴らしい映画だった。言うまでもなく劇場で見るべき映画だろう。



The Color Purple


ミュージカルはいい。最近、劇場で見る映画で特にミュージカル映画のクオリティの高さを感じる。そしてボリウッド映画が最近日本で紹介されていないことを残念に思うのだが、思えば「きっと、うまくいく」を劇場で見て以来、ミュージカル映画を鑑賞することの価値と喜びを再認識するのだ。躍動する臨場感。歌に込められたメッセージなど、意味深い作品も多い。かつてMGMが大々的にミュージカルを量産した時代は遠い昔のことだが、こういう映画を劇場で、できれば大勢の皆さんと共有できる環境があればなお嬉しい。残念ながらこの日の劇場は公開週にもかかわらずガラガラ。しかも年配の方ばかり。もう少し宣伝がうまく効果を発揮してほしかったと思う。
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