#ダリチョコ の映画とグルメ

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オッペンハイマー クリストファー・ノーラン監督

オッペンハイマー

Oppenheimer | Official Trailer



テネット」以来、3年ぶりのクリストファー・ノーラン(ちなみに彼はSirである)監督作品を公開週の日曜日、上野で朝8時50分から鑑賞。ひとことで言うと「早すぎて追いつけない映画」だ。別にこれはネガティブな意味ではない。ネガティブということなら、これを世界公開と同時期に公開しなかった日本の事情が心苦しい。



「テネット」を見たときのレビューにも少し書いたが、ノーランの視線は常に弱い者、力を持たない者(「ダークナイト」のジョーカーも含め)の立場からドラマを構築しているというのがポイントではないか。「テネット」の名もなき黒人、「ダンケルク」の二等兵、「インターステラー」の(宇宙飛行士になる)農夫など、そしてこの映画も、理論オタクの弱々しい学者を中心に据える。


彼(あるいは彼ら)には力(権力)がないから、その知識や才能が周囲の空気に呑み込まれてゆく。弱き知性が巨大な権力に誘われ、マイナスの連鎖を生み出すのがこの映画であり、ノーランの根底にある意識のような気がする。彼はそのことを直接的に表現するのではなく、どの作品においても逆説的に構成する。そしてこの構造図面はノーラン自身のアタマの中にしか存在しないらしい。まるでオッペンハイマーのように・・・





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