育った場所
去年の夏、よく球場でお見かけする方が実は小中学校の同級生だった、というすごい偶然に出くわして、いつか自分が育った場所や住んでいた場所を歩いてみようと思っていた。そしてある日、仕事にからめて近くまで行ったので、その帰りの時間を使って散策することにした。
新座駅はほとんど利用したことがないが、駅前は大きなビルなどが並んでいる。ここからはバスで現場まで。そこから自分が通っていた小学校を目指す。徒歩30分ぐらい。
歩いていて思い出したが、このあたりは畑が多く農地だらけだ。その風景の印象はあまり変わらない。どこまで行っても畑が続く風景を見ながら学校に通ったものだ。「文治郎くん」と歩きながら漫画の話しなどをして歩いたことを思い出す。
そしてこの雑木林も原風景。夏になると昆虫採集をした。いまは周囲に住宅が立ち並んでいるが、昔はもっと静かだったような気がする。
巨木が切られたあとがある。年輪を感じる。
通っていた小学校。外壁がこんなにピンク色だったっけ?小学校2年生から5年生までここに通い、6年生になるころ、家の近くに新しい学校ができてそちらに転校となる。冒頭の同級生とはこの小学校と中学校が同じだったようだ。卒業アルバムを見てみたいね。
水道道路沿いの野火止用水を眺めながら歩く。こんなに細い用水路だったか。
それにしても大人の足で30分かかるこのルート、当時子供はどれぐらいの時間で歩いたのだろうか。
そしてこれが6年生のとき、1年間だけ通った小学校。家から5分の位置にある。正直言って懐かしさは特にない。中に入らないと実感が沸かないのかもしれない。
昔住んでいた家。もちろん建て替えられていて、自分が住んでいた家ではない。この家の裏手に別の家があって、この家と渡り廊下で繋げているみたいだ。近所に見覚えのある家があるかどうか探したが、1件だけ残っていたようだ。
家の近くの公園。毎日ここで遊んだ。向こうに見えるのは小学校。あまりにも小さくて驚いた。障害のある背の大きい男の子がいて、そこ子の母親がこの公園に散歩しに来ていた。今思うと恐ろしいのだが、その大きな男の子の足とここにある木を縄で結んで放置して周囲の笑いものにされていた。他の子供たちがこの大きな男の子に近づこうとすると、この子は獣のように他の子供たちに襲いかかろうとする。それを面白がって見ていた自分がいる。恐ろしいことだ。
ここは家の目の前にある公園。かつてここは空地だった。だから鉄棒もベンチも植栽も何もなくて、よく壁に向かってボール投げをしたり、叔母が来たときバドミントンをしたりした。幼稚園で一緒だった「らんこちゃん」が遊びに来た時、恥ずかしくて話しもできず、彼女が妹とこの公園で遊んでいるのを遠目にみていたことも思い出す。
清瀬駅の狭山そばも懐かしい。
なんとも不思議な時間を過ごしたものだ。このあたりはまだまだ農業中心のようで、住宅も確かに増えたが、駅に近いわけでもなく、バス便が便利なわけでもない。だから決して便利な土地とは言えないが、住めば都といったところだろうか。
親がどうしてここに住み着いて、その後引っ越しを決意したのか、今となっては全くわからない。しかしその引っ越しが今の自分の根無し草を形成しているのではないかと感じる。
いつか冒頭に書いた同級生と昔の話しをしてみたい。
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