自分は自分 人は人 和田秀樹著 「怒らなきゃダメだ」
争わない「生き方」 自分は自分人は人
和田秀樹先生が2020年に三笠書房から出された本。
さきごろ読んだ本は”老化”がテーマだったが、今回は”生き方”についての本だ。
若い方が読む本かもしれないが、齢60を超える者が読んでも安らかな気持ちになる。自分がこれまで意識してきたことの復習になるような点もあり、魅力的な本だ。
この著書の前提に「争わない」というテーマがあり、繰り返しこのことが復唱される。昨今、世界中が分断する傾向にあって、その根底にある自意識のようなものを見直すものだ。人というのはどうしてこう勝ち負けにこだわるのか?
ざっくり目に留まることを並べる。
・他人のことは気にせず、やるべきことはすぐスタートすべき。
・無視するひとは気にしないでほっておく。
・強い上昇志向はその瞬間だけのもの。ペースを維持して持続することこそ重要。
・自分が主役になろうとする意識で礼儀を失う。
・強すぎるリーダーはチームを自滅させる。
・代役を任される人は信用できる人。
・自分を強く主張しない=争わない。
・上下関係で他人と接すると勘違いする。本来は上司も部下もない。
・人間関係につまずく人は、他人の短所ばかり目につく人。
・他人の「長所」を盗んで身につけるのが賢い生き方。
・早起きの時間割で人生は大きく変わる。
勝ち負けではなく、自分が納得できる生き方ができるかどうか?というテーマだと感じた。所詮、他人は自分ではない。かといって何もかも他人を無視して生きることもできない。そんなとき、ここにあるようなことの中からひとつ思い出して、相手(他人)の思いをおもんばかることができれば十分であろう。
世の中はますます混乱し、何もかも二分法による対立構造で話題を整理しようとする。日本人は曖昧でグレーな部分が多いとかつて言われてきたが、昨今は政治の右傾化でなんでもひとつの方向に力ずくで引っ張ろうとする勢力が幅を利かせている。
そういう傾向に対しても冷静になるために、この本は役立つのではないかと思う。
それにしても昨今の報道を見ると、よくもこの国の有権者はのんべんらだりと過ごせるものだと感心するよ。右寄りに引っ張られすぎているのではないだろうか?
一回、怒らないとダメだぜ、国民。 pic.twitter.com/SWck8JSJXh
— やす (@jmpjmgawtpjmtw)
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