#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

スマホ脳① 「スマホはドラッグ」 アンディシュ・ハンセン著 「200 hours」

まえがきで衝撃的なことが紹介される。
「人間の脳はデジタル社会に適応していない。」というものだ、急激に増えるうつ病に睡眠障害。スマホによって脳はハッキングされているという現実も露わにする。恐ろしい内容だ。

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第1章 人類はスマホなしで歴史を作ってきた


サバンナの砂漠で猛獣に攻撃されるのを避けるために、人間の脳は常に警戒アラート機能を持っている。「闘争か逃走か」を瞬時に直感的に判断し生きてきた人類。しかしコンピューターやスマホの普及によって、そうした警戒機能が失われてしまったという。


第2章 ストレス、恐怖、うつの役目


人間には適度なストレスが必要だという。このストレスは、集団から疎外されることの恐怖などが代表的だが、こうした不安は人間特有のもので、知性を得ることの代償だという。不安は脳が常にスイッチを入れたままの状態をいうそうだ。不安があると眠れなくなるのはそのせいかもしれない。ちなみに「うつの遺伝子」はないらしく、いずれも後天的なものだという。


第3章 スマホはドラッグ


スウェーデンの脳科学者である著者は、ドーパミンについて言及する。

元来人間には体内モルヒネのようなものを備えていて、「新しいもの」への期待(報酬システム)が高い。大雑把に言うと要するにギャンブル好きということだ。この結果が蓋しかない報酬欲求をSNSなどはうまく利用して人の脳をハッキングしようとする。実はこのことを最もよく理解しているのはIT企業の開発者であって、その代表とも言えるスティーブ・ジョブズな自分の子供にスマホは与えなかっらしい。(これは、この本のサブタイトルにもなっている。)


第4章 集中力こそ現代社会の貴重品


ここでマルチタスクというキーワードが紹介される。

これは女性のほうが得意といわれる機能で、様々な作業を同時並行で行う料理のようなイメージだ。しかし「映画を見ながらスマホをスクロールする」など、記憶媒体としてマルチタスク機能のあるスマホを使うことで、集中力が欠落し、作業記憶が劣化してゆくようだ。集中力とは前頭葉が活発になる状態をいい、一日に何回もドーパミンを放出させるらしい。しかし近くにスマホがある、というだけで認知能力は減り、長期記憶を作る固定化(集中力)が失われてゆく。ちなみに固定化は睡眠中に作られるプロセスがあるらしく、睡眠障害などは長期記憶の生成の妨げになるということだ。知識と情報をはき違えさせるSNSは。逆に次々と情報が連鎖することで、強く記憶にとどめる作業を止めさせてしまうということのようだ。


つづく・・・
スマホ脳② 「スマホでうつになる?」 アンディシュ・ハンセン著 「無断使用」 - #ダリチョコ の映画とグルメ

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こういう記事が日本であまり大きく取り上げられないのは、やはり電通さんのおかげなのだろうか。労働の価値がどんどん低下して、所得も条件も杜撰な国に転落してしまったようだ。

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