#ダリチョコ の映画とグルメ

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#新しい戦前 ② 加速主義化する日本 「The Boy and the Heron」

前回のつづき・・・


第3章 加速主義化する日本政治


ここでいう「加速主義」とは、格差と偏見が渦巻く新自由主義資本主義社会をもっと加速させて、その外側に新たな仕組みを作ろうとする考えのようだ。いままさに分断の社会にあって、二分法によってシロクロ決着をつけて社会を片側に押し寄せる勢力のことをいうらしい。維新などはまさに「加速主義」そのものだ。世の中の正論を真正面から否定して注目を浴びて、全く違う枠組みを強引に作り出すイメージだろうか。


内田樹さんは「安倍晋三は本気でこの国を”戦争できる国”にするつもりだった」と言い、その後の安全保障関連法案が可決したあと「もう憲法改正の必要はなくなった」そうだ。つまり、日本はすでにいつでも戦争できる状態にあるということだ。


よく言われることだが、アベノミクス以降政治を勝ち負けの底の浅い構図にもちこみ、片側の意見だけしか聞かない政治がこの国を破滅に導いている。足立正生監督に言わせると「底が割れている」社会ということになる。


安倍晋三が国会でウソをついた回数は100回を超えるが、それでも排除されなかったのは「権力があればウソをついても構わない。」という社会認識。そのウソで人の命が失われても構わないという国会をこの国の国民は支持していることになる。


昭和のA級戦犯の妖怪は、当時敵国だったアメリカによって命を救われ権力を与えられ、自国をアメリカの植民地化するための道すじをつくり、それがいま結実の時期を迎えているというわけだ。



第4章 「自分らしさ」と「多様性」の物語


日本はアメリカに隷属することで、何も考えず妄信するのみだが、当のアメリカは実はもっと深刻な内部崩壊を招いている。ひとつの例として「銃乱射事件」の現金を深掘りすると、医療と政治が絡んでくる。アメリカが薬漬けの国であることは言うまでもないが、誤った医療処置で製薬会社がぼろ儲けして、政治献金が政治家へ集中する。その過程で生まれたのが「銃乱射事件」というわけだ。


日本も表向きはアメリカに倣って「多様性」を声高に唱えるが、集団内で「個性」に対しては不寛容となる。


では自分らしさとは何か?というと、俗にいう「自分探し」と「修行」を並べて、日本では古くから長い修行の末にたどり着く悟りのようなものを良しとしてきたが、「自分探し」という概念が邪魔をして、自分を探したら終点があるような錯覚をしているらしい。本当の自分はどこにもいない。探しても探してもいないから謙虚に学び続けるしかない。


少なくともここでは「自分探し」などやめるべきではないか、と問いている。


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つづく・・・


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宮崎駿監督作品が北米ですごいことになっているようだ。





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