リバティアイランド 牝馬三冠 秋華賞2023
過去27回開催されて、そのうち19回が1〜3番人気の馬だった。最も人気薄でこのレースを勝ったのは1999年の12番人気ブゼンキャンドル。2着も10番人気で1番人気のトゥザビクトリーが13着と大惨敗した。本命サイドで終わるレースは多いが、荒れるときは2着も穴馬、というのがこのレースの傾向のようだ。
こうした傾向に乗って、今年の秋華賞は大本命のリバティアイランドが圧倒的な強さで勝利した。全く危なげないレースだった。桜花賞、オークスとこのレースを制してデアリングタクト以来の牝馬三冠馬となった。
過去の記事でも書いたが、こういう馬を国内に留めておく理由はない。おそらく陣営は無難にジャパンカップあたりを目指すのだろうが、できれば海外で活躍する彼女の勇姿を見てみたいと思う。しかし、簡単ではないのはわかる。円が弱くなってこれから競走馬の海外遠征も簡単ではなくなるだろう。競馬は夢を描く知的スポーツだとしたら、こういうビハインドを超えて日本の馬が海外の一流馬と激突するシーンを見てみたいと願うが、国益を失う失政を支持する国民のおかげで、競馬の夢もどんどん縮小してゆくのであろう。残念なことだだ。
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