瞳をとじて ビクトル・エリセ監督 「薬漬け」

瞳をとじて



ビクトル・エリセ監督31年ぶりの長編作品に熱心な映画ファンが集っていた。5歳の少女を主人公にした「ミツバチのささやき」がスペインで公開されたのはフランコ長期独裁政権末期の1973年で、日本公開は12年後の1983年。映画がときの政治に翻弄されることを考えると、命がけで作られた映画だったことが想像できる。日本で果たして”いま”この勇気で称えられる映画を撮れる監督は存在するだろうか。


それはともかく、御年83歳のエリセ監督がまだ30代の頃命がけで作った映画に50年の時を超えて答えを出そうとしているのがこの作品だった。この壮大なスケールの映画を受け止める感動に感謝するしかない。「ミツバチのささやき」で5歳だったアナ・トレントが同じアナという名でここに舞い戻る奇跡。エリセ監督の映画愛がスクリーンからあふれるようだった。


おそらく、劇場に足を運んだ多くの映画ファンこそがこの映画の真の受益者であろう。



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日本医師会が自民党に最大の献金をしていることとは別に、日本の医療行政が福祉という名を借りて税金を使って国民を薬漬けにしていることがよくわかる。なぜメディアはこれを放送しないか?それは医薬品会社が最大のスポンサーであることで説明できる。


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