#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

#カモのネギには毒がある6 「日本再興の鍵」



カモのネギには毒がある5 「リスクのない高収益ビジネス」 - #ダリチョコ の映画とグルメ


なんだかんだと6巻まで読み込んできた。


前回は「ネズミ講」や「バッタ屋」の巧妙な方法を経済学的に掘り下げた。そしてアルゼンチンを20年後に日本と仮定して終わったはずだ。


今回はそのアルゼンチンから帰ってきた丹藤英樹という人物を中心に据え、日本がアルゼンチンのようにならないために「地方創生」を掲げてチャレンジする。


リンゲルマ効果で「綱引き」の例えが面白い。



大勢集まると、個々の力を抜いてしまう心理。国家が肥大化して政治に興味を失い、投票行為から遠ざかることもこれと関連している。従って、小さい組織(地方行政)にすることで、市民ひとりひとりの力を最大限に引き出そうという狙い。(ちょっと異論もなくはないが・・・)


加茂教授のメンバーと丹藤氏が、地方行政にプレゼンするのに、いかにも悪徳なコンサルタント黒川という人物が立ちはだかり、箱物の提案する。ここで示される「バンドワゴン効果」は有名。



横道にそれるが、中曽根、小泉、安倍、という日本政治史にあって、ハーベイ・ライベンシュタイン教授が示した「バンドワゴン効果」や「スノップ効果」を悪用した最悪の事例。維新についても同様。これに「アッシュの同調実験」も重なり合う。周囲の誤りに正解がかき消されてゆく心理。現在の日本そのものだ。


黒川のプレゼンに対し、丹藤氏は「予算ゼロの地方創生」を提案して周囲を驚愕させる。
毎回最後に夏原武氏のレビューが書かれていて学びがある。


中曽根、小泉、アベノミクスが残した米英追随型の新自由主義経済政策(なんでもかんでも民営化)は、ゆがんだ成長をもたらし、拝金主義を蔓延させ、金が成功の象徴とされるモラルを作り上げた。違法でなければ何をやってもいいという価値観はモラルを著しく低減させ、この国を衰退途上国へと貶めた。


としている。ついでに言うと、悪徳コンサルなどに誘導されてピンハネ社会が作られて、金のある者や権力者に金が集まる仕組みについても言及している。もうここまでくると、まともは法治国家ではないと思える。ひどい国だ、この国は。


葬送のカーネーション ベキル・ビュルビュル監督 「断念」 - #ダリチョコ の映画とグルメ


(●`ε´●)


にほんブログ村 映画ブログへ

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ

にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ好きへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

Twitter
Facebook

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!


×

非ログインユーザーとして返信する