先週の#Rugby(#ワールドラグビー)
実は今さらなのだが、廣瀬俊朗さんが昨年のWC向けに書かれた本を読んだ。にわかファンにとってはとても難しい内容だったが、読みどころも豊富な本だった。
- ラグビー質的観戦入門 (角川新書)
- KADOKAWA
- 本
ということで、2周間ブランクがあったシックス・ネーションズだが、前節は大きな事件があった。なんと地元フランスがイタリアと引き分けるという大事件。
前半は圧倒的なフランスペースのゲームで、イタリアの連敗記録は更新されるものと思われたが、フランスの選手がレッドカードでひとり退場になってから雲行きが変わる。しかし残念なことに80分を過ぎてイタリアが獲得したPKをはずし、劇的勝利を逃すというオチだった。このPKに至るまでのわずかなシーンも面白い。
フランスメディアは大きくこの記事を書き立てている。
・France-Italie : un XV de France imprécis concède un match nul heureux contre les Italiens
・Yahoo fait partie de la famille de marques Yahoo.
・France 13-13 Italy: Six Nations – as it happened | Six Nations 2024 | The Guardian
本命のアイルランドは独走するものの、実はイングランドがスコットランドに敗れるという、プチ番狂わせがあった。
さて次はスーパーラグビーだが、こちらも番狂わせがあって、過去2連覇している絶対的王者クルセイダーズが、先ごろクロスオーバーラグビーのテストマッチで来日していたチーフスに敗れるという番狂わせがあった。チーフスはマッケンジーが大活躍で、王者クルセイダーズを圧倒した。
最後にリーグワン。
先週のゲームになるが、安定した試合を続けるワイルドナイツとサンゴリアスの戦いは、残り1分で1点差という際どい試合で見応えがあった。世界屈指の選手を集めたサンゴリアスでもワイルドナイツの協力なスクラムと安定した守備力を突破できない。
一方で、ワイルドナイツを全勝で追うリーチ・マイケル率いるブレイブルーパスもこの週末にイーグルスを圧倒した。イーグルスは明らかにデクラークの抜けた穴を補えていない印象だ。反対にブレイブルーパスはリッチー・モウンガの加入でスピードが増している。
こうしてみると、大量得点が挑めスポーツのラグビーでありながら、拮抗したゲームは点がなかなか入らない。フランスとイタリアやワイルドナイツとサンゴリアスのゲームなど、高いレベルで力が拮抗するとポイントがなかなか入らない緊迫したゲームになることをあらためて認識できた。
ラグビーシーズンはまだまだ続く。
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