ラグビーはまだまだ続く!(日本敗れる!)
日本が南アフリカに敗れたことに驚きはない。これは必然であり現実なのだ。ここで日本が勝つというシナリオがあってはならない。ベスト8が精いっぱいで、失礼ながらアイルランドとスコットランドに勝ったのはまぐれであり奇跡だ。奇跡は3回も連続しない。
それにしても力の差が歴然とした試合だった。特に後半はボロボロ。日本が押される状況よりも南アフリカのフォワードの強さとラックになった瞬間のターンオーバーなど、全てのポゼッションで負けていた。スクラムも1回だけ優勢だったがあとはボロボロ。疲労もあったかもしれないが、それはお互い様で言い訳にはならい。
前日のオールブラックスとアイルランドのスクラムは見事だった。あれが世界一流のスクラムである。しかしこの日の日本のスクラムは全く機能せず、モールで押されるシーンには心を痛めた。
南アフリカは次がウェールズ戦となる。個人的にはウェールズの決勝進出を予想していたのだが、この品おボカを見る限り、レッドカードで一人少ないフランスに辛勝したウェールズでは勝ち目がなさそうだ。多くの記者がオールブラックスとスプリングボクスの決勝を予想していたが、この日の試合を見る限り、このまま優勝してもおかしくないほどの強さであった。
さて、日本が敗れて国中が悔しい気持ちに陥るのはわかる。しかしワールドラグビーはまだまだ続く。このワールドカップもまだ4試合残されている。そしてその先にもフランスへ向けた闘いが待っている。トップリーグには世界のスターが日本に集まる予定もある。
ラグビーはまだまだ続くのだ。