#イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル #Saint_Laurent 「墜落」
六本木の国立新美術館で開かれている展示を、公開初期に見に行った。同じ場所で数年前に、「ファッション・イン・ジャパン」という企画で、類似テーマとしてとても学びが多かった。日本のファッションの歴史を学び、最後は未来を示唆する内容だった。
奇しくもここでうっかり”ファッション”という言葉を文字にしてしまったが、ことイヴ・サンローランに関しては、本人の強い意識により「ファッションは消えてゆくが、スタイルは永遠である」というようなことが、この展示のタイトルにも影響しているのだろう。
ほとんど写真は不可だが、ある区画だけは撮影OKとのことで、シャッター音が鳴り響く。
かなり家を早めに出たつもりだったが、1時間近く前から地下鉄から美術館につながる出入り口のシャッター前には列ができていた。9:30ジャストにシャッターがオープンすると、美術館の所定の場所でさらに待つ。蔡國強の展示があった場所と同じ場所だ。
サンローラン自ら描いたデッサンに釘付けとなる。流れるような線と筆致の強弱。全体のスタイルが洗練されているのは当然として、モデルの表情を輪郭なしで表現するセンス。プロの仕事なので、真意は素人の自分では計り知ることなどできないのだが、とにかく見事だ。オートクチュールの画期的な作品群はどれも見応え十分だが、個人的にはタキシードやジャンプスーツなどの、シンプルなでざいんが印象的だった。
サンローランの類まれな才能と私生活などについては、映画を合わせて見ることをお勧めする。
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「愛の不時着」じゃないんだから、いいかげんなこと言うな、と言いたいところだ。
「米側から、最後の最後までパイロットが頑張っていたとの説明を受けている」
いちばん問題なのは「墜落」を「不時着(水)」と言い換える政府にテレビや新聞が従って「墜落」と言わなくなること。市街地に墜落して、いくらなんでも「不時着」とは言えない事態が来る前に、ちゃんと「墜落」と言え。 https://t.co/Ld1FsWJhln
— 町山智浩 (@TomoMachi)
この「墜落」を、どのニュースメディアが政府に盲従して「不時着水」と報道するか見ておきましょう。 https://t.co/Bwh1JUvoSa
— 町山智浩 (@TomoMachi)