６０年近く生きてきて、生まれて初めてだと思うが、プロ野球の開幕戦に参戦した。
東京ドームに来たのも久しぶりだ。

客席などがゴージャスになったらしい。

相変わらず巨人戦は観客が多い。ドラキチの友達の誘いだったが、来てよかった。それはなんといっても、長嶋就寝名誉監督が来られたからだ！

車椅子だったが大勢の方に祝福されていた。文化勲章を受賞されたことを祝福した式典。

言葉を失う。感無量。涙が止まらない。長嶋さんはスポーツをエンターテイメントにした天才。監督になってファンを楽しませる野球を意識した。その破天荒な生き様と明るい性格で、誰からも愛された長嶋茂雄。

子供の頃は、毎日毎日、それこそ毎日毎日野球ばかり観戦していた。そして毎日毎日長嶋さんや王さんを追いかけていた。生まれて初めてプロ野球を観戦したのも後楽園球場、東京ドームシティのあたりにあった後楽園球場のライトスタンド外野席で、大勢の観客にはさまれて観戦。長嶋さんも王さんも小さくてよく見えなかった。今みたいなパノラマビジョンはなく、外野席の鳴り物もない。静かな球場。しかしスター選手、長嶋さんが打席に立つと地鳴りのような声援が響いてくる。そして凡打に倒れると全員がため息。そんな空気。

玉井投手が先発でリリーフが小林繁さんだったと思う。いわゆるスミイチにゲームで１点差で巨人が勝ったと思う。

あの頃の天井に屋根はなく、客席もなんとなく白いシャツを着た人が多かったような気がする。今のように女性ファンはほとんどおらず、おじさんばかりだった。どういう経緯で野球観戦したのか忘れたが、家で購読していた読売新聞で応募して観戦チケットを手にい入れたんだと思う。

素敵なビール売りの女性もいなかったし、売店もそれほど多くなかった。野球博物館は昔からあったと思う。後楽園球場周辺の敷地はガランとしていて、試合が終わると大勢のお客さんとともに吐き出されるように球場を出てきた覚えがある。
そして・・・
あのときの対戦相手も中日ドラゴンズだった。そしてわけもなく中日のキャップを買ってもらったりした。

この日は巨人の逆さまキャップに入ったナゲットを食べながら観戦。余韻と思い出に浸りながらしみじみと野球を観戦してしまった。
(=^・^=)

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