#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

#アイルランド現代史② 「新たな国づくり」


第2章 新たな国づくり(1923〜1949)


当時のアイルランドは憲法で、
・離婚禁止
・女性公務員廃止
・出版物の検閲
などの抑圧に対する反動で、デ・ヴァレラによる開放政策へと向かう。彼は、
・土地年賦の廃止
・保護貿易への転換
・英国に対する20%関税
などを打ち出すが、これらの政策は農家に打撃を与えるもので成功しなかった。


第3章 経済停滞からの脱却 (1948〜1986)


第二次世界大戦中は、中立政策を貫くことで、敵国からは歓迎されるが、国内は政権不安定が続き、さらに移民が増えて人口の16%(50万人)を失ってゆく。厳格なカトリックの影響もあり、出版物の検閲も続いた。これまでこの国をリードしてきたデ・ヴァレラも70歳を超えており、若返り世代による「リベラル・モデル」といわれる開放政策がここから始まる。


1960年代にはGEやファイザーが進出し、日本からもブラザー工業やソニーなどが進出し雇用が生まれる。しかし平行して北アイルランド問題は続いていて、ナショナリスト(カトリック)とユニオニスト(プロテスタント)の対立もあり、情勢は不安定のままだった。経済も長いデフレが続き、EUに加盟するまで、暗黒の時代は続いた。



横道にそれるが、アイルランドを舞台にした映画を漠然と鑑賞してきたが、こうした歴史的背景を少しかじるだけで感じ方がまるで変わってくる。最近だと、「イニシェリン島の精霊」がそれにあたるが、シアーシャ・ローナンの「ブルックリン」もまたアイルランドの風景を見事に映し出す傑作だった。大御所では「ライアンの娘」や「バリー・リンドン」なども印象的だが、ジョン・フォードの「静かなる男」は不思議な映画だった。誰が”静かなる”男なのか?というところが謎解きになっている。アメリカ映画だが「風と共に去りぬ」もアイルランド移民の話しだし、北アイルランドの映画では「ベルファスト」が極めて印象深いし、ドキュメンタリーの「ぼくたちの哲学教室」も素晴らしかった。
いずれも戦いや対立を題材とする作品が並ぶ中で、最も衝撃だったのは「クライング・ゲーム 」だ。あの映画の衝撃は忘れられない。



The Crying Game (1992) - Original Trailer
(=^・^=)


にほんブログ村 映画ブログへ

にほんブログ村 グルメブログ 日本全国食べ歩きへ

にほんブログ村 旅行ブログ 歩く旅へ

にほんブログ村 その他スポーツブログ スポーツ好きへ

ブログランキング・にほんブログ村へ

こんなブログもやってます(=^・^=)
KINENOTE
Filmarks
goo
FC2
Muragon
seesaa
Livedoor
楽天ブログ
ameba
wordpress
Hatena

note
にほんブログ村
人気ブログランキング
Twitter
Facebook

ブログサークル
ブログにフォーカスしたコミュニティーサービス(SNS)。同じ趣味の仲間とつながろう!



×

非ログインユーザーとして返信する