#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

#未来を語る人 ② 「#1984」  It's scary

前回のおさらい。


第3章 世界中の人をドーナツの中に入れる


ケイト・レイワース教授の「ドーナツ経済」は一昨年読んだ。


ドーナツ経済 金融が支配した100年 

ドーナツ経済 成長の限界 配分社会へ 


巣の中のカッコウ」というエピソードのインパクトが強く衝撃的だった。カッコーは自分で自分の卵を育てない・・・


レイワース教授は大野和基氏のインタビューに応じて、まずGDPについての誤解を解こうとしている。GDPの発案者と言われるグズネッツが「GDPは国の福利を示すものではない。」と警告したことを受け、むしろGDPが環境破壊を引き起こしたと説明する。


すでに地球はティッピング・ポイント(臨界点)に達しており、ここから離れないといけないとレイワースは強く警告する。そしてコモンズという言葉を用いて、所有から共有へという概念へ頭を切り替える必要性を唱える。資源もまた共有するべきものだ。車にしても空間にしても所有ではなく共有することで臨界点を超えないようにできるのではないかと提案している。


第4章 倫理と経済のどっちが先か

善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠
善と悪の経済学―ギルガメシュ叙事詩、アニマルスピリット、ウォール街占拠
東洋経済新報社
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ーマス・セドラチェク教授(チェコ) は「善と悪の経済学」という本で、古典派経済学で示した数式による理論を離れて、人間に重点を置いた経済学を構築しようとする。レイワースと同じように「GDPは社会の”善”を測定できない」としている。
チェコ出身のセドラチェク氏は自らの体験から、共産圏だった祖国はまるでオーウェルの「1984」のような監視社会で自由もなく、希望が持てなかったという。



かといって資本主義が絶対かというというとそうではなく、借金を背負わせてまで必要以上に成長を求める株主中心の成長資本主義はもう終焉に近づいていると説明する。これを止める道はテクノロジーとエコロジーであろうと言う。さらに、働きすぎと言われる日本人に対し、安息日を守るべきだとし、過労死が多発するこの国に懸念を示している。



第5章 資本主義を再構築する


レベッカ・ヘンダーソン教授はこの著書で、財務諸表に環境や社会へのインパクトを金銭価値として反映させるべきだとする。

資本主義の再構築: 公正で持続可能な世界をどう実現するか
資本主義の再構築: 公正で持続可能な世界をどう実現するか
日経BP日本経済新聞出版本部

ヘンダーソン氏もまた、いまこの地球で来ていることが待ったなしの状態であることを前提に「コロナは抜き打ちテストで、気候変動が最終試験である」とし、日本の首相がまるでこのことを気にしていないことを強く批判している。
よく言われることだが、会社はいったい誰のものか?という定義づけとして「会社は株主のためだけにあるのではなく、多くの仕事を創出し豊かな社会を作ること」を目的としているはずだという。その意味で、財務諸表に環境を数値化して示すというアイデアがスタンダードになることは大いに期待されるものだと思う。


つづく・・・




#未来を語る人 ③ 「歩くゴミ捨て場」 「三流腐敗」 - #ダリチョコ の映画とグルメ


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ニュージーランドの新政権もかなり危険な感じだ。


就任そうそう、かなり批判的にいじられている。

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