#ダリチョコ の映画とグルメ

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#池上彰 の教養のススメ④ 「学び続ける姿勢」

5限目 人間はヒトである前に生き物である


ここは生物学者の本川達雄教授との対談。本川先生はとてもユニークで、生物学を歌で教えるシンガーソングライターとしても活躍されている。


これは、前回に学んだ宗教にも関係している。
つまり「科学という目に見えないものを教えらて信じればいい点が取れる。」というご利益が、宗教そのものだというのだ。日本の詰込み教育、すなわち丸暗記しすればいい点を取れていい学校に行けるよ、という考えも宗教と同じだ。そしていい大学を出ていい会社に入る。


しかし組織は大きくなると働かない人も増えてゆく。これもまた生物学的に立証できるもので、経済学では「収穫逓増の法則」なども重なる。本川先生のご専門である「ホヤ」の生体に限らず、細胞の数が増えればひとつひとつの細胞の働きは減ってゆくというものだ。



本川先生のお話の中で、「若い人を単なる”労働力”として使い倒そうとする教育から想像力は生まれない。」という主張は痛み入る。まさにこの国は、なんのアテもない会社で奴隷のように使い捨てられ、老後や孤独になったときのケアもない。教育の現場から改めないと、この国の未来は暗いままだ。



最後に「修学旅行」と称する対談を池上彰さんと宗教学者の上田紀行氏で行っている。お二人でアメリカの大学を訪ねたようだ。


MITでは「先端技術を教えない」とか「理系バカがなんの役にも立たないことを彼らは知っている」など、刺激的なお話が続く。教養とは「学び続ける姿勢(習慣)」を作ることだ。


アメリカの学生相手に授業をすると、途中から「早く質問させろ!」という意見が出るなど、日本とはまるで違う。これを聞いて、三島由紀夫が東大学生とやりあった映像が浮かぶ。学びとは貪欲であるべきものなのだ。



日本から留学した社会人学生が「もう日本には戻れません」というのは、彼らが教養を学ぶ目的が単なる金持ちになることではないからだ。彼らは常に「社会をよりよくする」ために学ぶのだ。自分の利益のためだけに存在するのではない。日本のように与えられただけの教育ではこういう意識は芽生えないだろう。


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