#ダリチョコ の映画とグルメ

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#青春ジャック 止められるか、俺たちを2 井上淳一監督

青春ジャック 止められるか、俺たちを2




サイコーだった。
伝説のミニシアター、名古屋のシネマスコーレ支配人、木全純治さんの目線で、若松孝二監督と若松組に弟子入りする井上淳一監督、三人の物語に、映画館で受付している在日の女性の話が交錯する。すごい映画。


笑いと涙と革命を信じさせる大迫力。言うまでもなく若松孝二監督は「愛のコリーダ」のプロデューサーであり、大島渚監督とともに日本の性表現の自由を獲得した偉人。井浦新さん演じる若松孝二のキャラがとてつもない迫力で映画の軸となる。ほかにも足立正生監督(この映画には出てこないが)などの名前も登場する。



このブログでも紹介した「Revolution+1」や「福田村事件」は井上淳一監督の脚本で、「妖怪の孫」、「国葬の日」なども含め、この国の行く末を案じるひとたちの戦いが描かれる。若松孝二監督が電話で足立正生監督をねぎらうシーンは胸に迫る。そして在日の方が16歳になると指紋を取られるシーンは、ここに並べた多くの作家、特に大島渚監督の「絞死刑」や「忘れられた皇軍」へと遡及する。


この年になるまで、ポルノとピンクの違いすら知らなかった自分を恥じるととも、映画斜陽期で限られた予算で傑作を生み出す人々の信念を間近に感じることができた。すばらしい映画だった。





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