GENKYO 横尾忠則
横尾忠則さんをここまで真正面から鑑賞したことがなかった。驚いた。
大きくいうと、驚いたことが3つぐらいあって、
1、変化の激しさ
2、多面性と多重性
3、衰えぬ創造意欲
となる。
ある暑い日に、地元のホテルで朝食を食べてとぼとぼ清澄白河まで出かける。暑い。
定刻に入場すると、どっと人が押し寄せる。
展示の開会間もないということもあって、大勢の方が押し寄せる。そしていくつかにカテゴライズされた巨大な横尾忠則作品に誰もが圧倒される。
その圧倒的な数の作品群と圧倒的な変化の激しさに驚く。どれひとつとして同じものがない。個人的には天井桟敷やデビッド・ボウイと連携したポップな時代の作品が懐かしい。当時1960年代から70年代にかけて活躍した横尾さんのかっこよさがとても印象深い。大島渚の『新宿泥棒日記』はとてつもなくシュール。
横尾さんをひとことで説明することなど誰もできない。
しかし横尾さんの頭の中には我々の想像が及ばないほどの激しい多面性があって、彼はそれを切り取って一つの枠に収めようとする。収まらない作品も多いが、とにかくあるフレームの中に、その対象となる事物や人物とその前後左右、時間という時代や内面、外面などが複雑にクロスオーバーして、時にキュビズムのような作品として展開される。さらにそこに政治的なメッセージなどもかぶせるものだから見る側は何がなんだかわからない。この多重性と多面性。
もっと驚くのは、85歳の今もたゆまぬ想像力で多くの作品を作り続けていることだ。最近の作品の巨大な一連の展示を最後に見て圧倒された。すごすぎる。
岡本太郎さんとのツーショットに納得だ!
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