今年４戦目のリーグワン観戦。

スピアーズvsサンゴリアス　秩父宮

イーグルスvsヴェルブリッツ　日産スタジアム

ブレイブルーパスvsスピアーズ　等々力

朝、家を早めに出て三ツ沢に向かう。自由席だったので試合開始１４時の２時間前に到着したが、スタジアム行きのバスは大混雑。

ゴール裏自由席だったが、ピッチが近くてとても見やすかった。

イーグルスの田村優選手が出てきてキックの練習を始める。

ゲームは片時も目を話すことができないすごい展開だった。

デクラークを怪我で欠くイーグルスは荒井康植選手をSHに起用し、梶村祐介キャプテンを中心のチームを構成。日本代表の田村優選手を軸とする早いパスで攻撃したい。対するスティーラーズは、世界最高峰オールブラックスからサヴィア選手とレタリック選手をキャプテンとした重戦車フォワードのチーム。

スティーラーズ側が逆光となるポジションでゲームは静かにスタートするが、１６分にスティーラーズの中島イシレリ選手がイエローで退場。フォワードを欠いたスティーラーズが不利な状態で５ｍ付近でスクラムとなり、イーグルスがそのまま押し込んでマフィ選手がトライを決める。前半のトライはこれだけ。前半はイーグルスがスクラムも押していて有利な展開。終了間際、田村優選手のドロップゴールも決まり（ダン・カーター選手のようなかっこよさ）完全にホストチームであるイーグルスの勢いだっが、スティーラーズも自陣付近の際どい攻防を守り切る。３０分のスクラムでずっと押され気味だったスティーラーズが勝ったあたりから少しずつ勢いが変わったのかもしれない。

後半に入ると、さらにヒートアップする。不利だったスティーラーズは、キャプテンのレタリック選手が何度か殴り合いになるなど熱いシーンを見せ、時々レフリーと対話していた。それでもイーグルスの勢いは止まらず、１点差に追い詰められたあと２トライ（ダグラス選手の回転トライはすごかった）を決め、一時は１０点差をつけてゲームを有利に運ぶ。ところが残り１０分になってからスティーラーズが本領発揮。２度のスクラムトライを決めて一気に逆転。このあたりは眼の前でトライが決まる迫力あるシーンを目の当たりにして興奮。試合終了間際にガットランド選手（この試合のマン・オブ・ザ・マッチ）のPKも決まって、終わってみればスティーラーズの逆転勝ちだった。

かなり熱くなっていたレタリック選手を中心としたフォワードの攻撃で試合を逆転したスティーラーズは、試合後も大興奮でピッチをあとにした。

これでリーグワンは第６節を終えて、王者ワイルドナイツとブレイブルーパスが全勝。サンゴリアスがあとを追う。

実は同じ日に、駒沢でとてつもないゲームがあって、８０分に試合が決まるというラグビーでは極めて珍しいサヨナラ逆転ゲームがあった。試合終了のホーンが鳴った瞬間、それまで２点リードしていたブラックラムズがイエローと取られて、スピアーズのスピアーズのファンデンフィーファー選手がPKを決めるという驚くような試合があったようだ。

しかし昨年のチャンピオンであるスピアーズはここまで苦戦が続き、オールブラックスからふたりの大物を呼んだヴェルブリッツも精細を欠いている。善戦しているのはブルーレヴズで、この日もライナーズに圧勝していた。

このあとリーグワンは少し間隔をあけて、その間ニュージーランドのチームとの交流戦が予定されている。ここで各チームがどれだけ調整できるか楽しみだ。

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