68kg 「山口茜選手フレンチオープン勝利、そしてミーガンが動き出す」

3週連続で国際大会に挑む山口茜選手は、フレンチオープン初戦をストレートで勝利。 疲労はピークのはずですが、集中力は切れていません。 怪我なく乗り切ってほしいものです。 山口茜選手の過去のフレンチオープンの戦績です。 ブリジット・ジョーンズの日記 |  2016年 ベスト8 負けたけど清々しい : dalichoko 2017年 準優勝 山口茜選手 フレンチオープン優勝 :  2018年 優勝 2…

「こうのとりの里へ:里山を歩く」

「山口茜選手の優勝とダイアン・キートンの訃報」 - 運河駅から利根運河沿いの土手を歩きます。 立派な竹やぶを抜けると、「こうのとりの里」に到着しました。 周囲は畑に囲まれ、どこか素朴で地味な風景が広がっています。 野田市では「コウノトリの住めるまちづくり」を掲げ、日々その取り組みを発信しているようです。 ここでふと、藻谷浩介さんの著書『里山資本主義』を思い出しました。 身近なところで食料やエネル…

68.5kg 「べったら市と『ブッククラブ』──秋の雨と物価高のなかで」

昨日の朝4時起床。雨の喧騒で始まる一日。 お昼は前日のウォーキング途中のスーパーで仕入れたかき揚げをのせた“かき揚げ丼ランチ”。 帰り際、小伝馬町のべったら市。かつては気軽に立ち寄って買えたものが、今や「大判焼き200円」に躊躇してしまう。値上げの波がじわじわと生活の実感として迫ってくる光景です。(過去の「べったら市」の記事も下のほうにあります。) 4,000円のほうきに…

こうのとりとビリケンさんに出会う秋のハイキング ― 利根運河を歩く

「山口茜選手の優勝とダイアン・キートンの訃報」 - 休みの日はつい映画館に足が向いてしまうのですが、たまには体を動かそうと沿線ハイキングに参加しました。 北千住からつくばエクスプレスで途中下車し、「運河」という駅に初めて降り立ちます。 9時前に着くと、すでに長い列。どうやらスタート用のQRコード読み取り待ちのようです。なるほど、あまり早く行くより、開始時刻の9時ちょうどに着くくらいがちょうどいい…

68.5kg 秋華賞エンブロイダリーの雪辱とルーブル美術館強盗──歩いて、食べて、驚いた一日

朝3時起きで始まったウォーキングの一日。焼き鳥で空腹を満たして昼寝している間に、秋華賞ではエンブロイダリーが見事な雪辱を果たしていました。そして夜、飛び込んできたのはルーブル美術館の強盗事件のニュース。身近な疲労と遠くの衝撃が交錯する、秋の日曜日の記録です。 朝3時過ぎに目が覚め、5時ごろにはまばらな雲が浮かぶ空を見上げていました。 朝ラーをすすって出発準備。西新井大師駅から、先週に続いてウォー…

KISSTORY 地獄の軍団

バンドや音楽を長く続けることの難しさを伝える映画です。 ざっと思い浮かべるだけで「ボヘミアン・ラプソディ」「エルヴィス」「ジャージー・ボーイズ」「ロケットマン」「ベターマン」「ボブ・マーリー」「名もなき者」などなど。「スター誕生」もそうかな。 どのドラマにも共通する、ビッグ(メジャー)になるまでの興奮と、大金を手にするようになってからの苦悩と転落を示すドラマが多いようです。 内容はそれぞれ見ても…

68.5kg 「山口茜選手の熱戦に始まり、大谷翔平・東京太・下北沢に興奮した一日」

デンマークオープンで、山口茜選手が世界ランク1位のアン・セヨン選手と対戦。 フルゲームの末に惜しくも敗れましたが、ナイスゲームに興奮しました。 疲労もあって後半はミスが増え、ミスを恐れるあまり攻撃的になれなかったようですが、 それでも堂々たる戦いぶり。まさに胸を打つ試合でした。 昨日は朝5時起床。 雲と煙が混ざり合うような不思議な朝の空に、ささやかな興奮を覚えました。 ただ、あの煙はきっと健康に…

「進歩」を疑う ③ “破局”哲学

第10章 我々はバイオマスだ いよいよジジェクの語りは過激さを増していきます。 彼は「人間そのものがゴミ=バイオマスだ」と断言します。 マルクスが資本主義を「吸血鬼」にたとえたように、ジジェクは人間が「欲望を欲望で覆い隠す存在」であると批判します。「すべての動物が生きられる世界を」と語る人間の理想主義は、むしろ傲慢な残虐性に見える。 なぜなら、ゴミのように使い捨てられる存在を生み出しているのは他…

「進歩」を疑う ② ゼロからの再出発

スラヴォイ・ジジェク『「進歩」を疑う──なぜ私たちは発展しながら自滅へ向かうのか』、全国の書店で売れています。 私たちは「進歩」してきたのか? そもそも「進歩」とは何であり得るか? 壊れる世界で、この古びた理念を再定義せよ。 思想家ジジェクを知る、最初の一冊としても。 pic.twitter.com/5DhGzOozPJ — NHK出版新書/NHKブックス (@nhkpb_shins…

「進歩」を疑う ① ジジェクが描く「人類自滅」のシナリオ

去年読んだ『戦時から目覚めよ』に続き、今年7月に出版されたスラヴォイ・ジジェクの新書を読み終えるのに、またも苦しみました。 わずか160ページあまりの本ですが、ヘーゲルの再来と称される彼の論理の迷宮と、あまりに広い射程に頭が追いつきません。 それでも、この「苦しさ」こそが、いま私たちが直面している現実の複雑さそのものなのかもしれません。 サブタイトル「なぜわたしたちは発展しながら自滅へ向かうのか…

68kg 「七人の侍4Kリマスターと山口茜選手の快進撃──そしてエース・フレーリー訃報の日」

昨日の朝は気持ちの良い空でした。4時起き。 現場に行ったときに頂いた「稲庭うどん」を朝食べて出かけます。 午前中は仕事を休んで、新4Kリマスター版の『七人の侍』を鑑賞しました。何度も観た作品ですが、今回は映像も音も格段に鮮明で、まるで初めて観るような迫力。 映画のあと、ダーリンと日本橋の「レストラン桂」でランチ。言うまでもなくダーリンさんは昼から大瓶をぐいぐい(笑)。 ◆キッスのオリジナル・リー…

想定外の延長戦、「春日亭」で油をすする

「山口茜選手の勝利とマチャドのノーベル平和賞」 - 最後になるはずだった立川でしたが、結局また延長戦。 トンチンカンな対応に翻弄され、ご一緒している弁護士の先生も「想定外」とうんざりした様子。ほんとうに大変なお仕事です。いつも感謝しています。 仕事を休んでまで、無益な時間を過ごすというのは苦痛ですね。電車で帰る途中も、もやもやが消えません。 そこで、憂さ晴らしにやけ食いでもしようと秋葉原で下車。…

68kg 山口茜選手、デンマークオープンで快進撃!トランプーチンの再接近

オーセンティックオープンを制した山口茜選手が、今週はデンマークオープンに挑戦中。 1回戦、2回戦を順調に勝ち上がり、この大会3度目の優勝を狙います。 この大会とは相性が良く、2016年に当時16歳・世界ランク1位で初優勝。 翌年はタイ・ツーイン選手に惜しくもリベンジを許しましたが、 2021年にはアン・セヨン選手(途中リタイア)を下して見事に復活優勝を果たしました。 あのときの興奮が、いま再び蘇…

「焼鳥酒場 虜」ー娘と孫、そして井の頭公園での一日

「孫、テルマ&ルイーズ、そしてオールブラックス」 - 先ごろ娘に「下の子の面倒をみてほしい」と頼まれ、二つ返事で出かけました。天気はあいにくでしたが、井の頭公園でたっぷり遊ばせ、上の孫と合流。一緒に居酒屋でランチすることにしました。 上の孫は未熟児で生まれ、いろいろな困難を乗り越えてきましたが、いまではすっかり元気。何より、辛抱強く世話をしてきた娘の努力には頭が下がります。その娘が昼からビールを…

67.5kg ノーベル経済学賞が示す「日本の賃金が上がらない理由」――創造と破壊の止まった国で

ノーベル経済学賞が明らかにした理論は、日本の低賃金と長期停滞の本質を突いています。創造の欠如、破壊の遅れ、制度の硬直。守るばかりの社会では賃金も心も上がらない――。映画『ブッククラブ』の人生観と重ねながら、“挑戦を幸福に変える力”を考えます。 日本の長期停滞はまさに、創造の少なさ、破壊の遅れ、成長の浅さ、制度の硬直という4つの歯車が同時に摩耗している結果である。日本の問題…

ジュリーは沈黙したままで 「沈黙する少女の痛み」

「ジュリーは沈黙したままで」 若い優秀なテニス選手の少女が、惑いの中で生きる姿を描いた作品。 胸をぐいぐい締めつけられるような厳しい映画です。 この少女の沈黙を、私たちは大人としてどう受け止めるべきなのでしょう。 彼女のコーチが辞め、新しいコーチがつきますが、うまくいきません。 前のコーチの教え子だった先輩選手が自殺したことで、物語はさらに複雑になります。 学校やクラブ、親たちが彼女に問いかけて…

68kg 「開放」の連鎖──ガザ停戦から赤星まで

◆ガザ停戦合意においてまだ解決されていない問題は?(ガーディアン) 先週の「ガザ停戦」(BBC)で人質が「開放(解放)」され、多くのメディアが大きく報じています。 しかし「オスロ合意」(1993年)の苦い記憶を思い起こすと、「停戦が終戦ではない」という現実を改めて突きつけられます。 昨日4時起床。久しぶりに澄んだ空でした。 前日、ブリスベン経由で帰国したダーリンさんが、なんと30kgの荷物を「開…

「ワン・バトル・アフター・アナザー」 革命と愛の物語

「ワン・バトル・アフター・アナザー」(KINENOTE) 公開週の日比谷の劇場は朝から熱気に包まれました。前半は革命家(正確にはテロリスト)たちの物語、後半はその娘ウィラを中心にドラマが展開します。国家による市民弾圧と個人の愛が交錯し、アメリカの現実を映す作品です。 見どころは、ショーン・ペン演じる純血主義の軍人。ターミネーターのような存在感で、テロリストを容赦なく追い詰めますが、自身も危険にさ…

69kg 「外国人カップルの赤ちゃん、日本の希望と月見チーズバーガー」

◆日本で外国人の両親から生まれた赤ちゃんの数が過去最多に(ガーディアン) ガーディアンが伝える昨日のニュースによると、日本で外国人の両親から生まれた赤ちゃんが過去最多となり、2万人を超えたそうです。全新生児の3%以上を占めているとのこと。 言うまでもなく、この子たちは全員「日本人」です。 そして、もしかするとこの新しい世代こそが、長く続く人口減少に歯止めをかけようとしているのかもしれません。 前…

「マンジャーレ!ノンナのレストランへようこそ」

「倍ビッグマックとノンナの映画──朝4時起きの日記」 - どんな映画もそうですが、冒頭のシーンのリードがその映画全体の印象を決めると思います。 この映画『Nonna』では、ドーナツ屋さんで買い物をする少年が家に帰ると、母と祖母がキッチンで料理をしている美しい美しいシーンがあります。このわずか数分のシーンだけで、この映画の魅力の大半が伝わってきます。 料理映画は表現が難しいジャンルです。香りも味も…