#ダリチョコ の映画とグルメ

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2023年鑑賞映画ベストテン

一昨年の作品「君トン」を見過ごしていたことが後悔される。年度中に見ていれば間違いなくベストテンに入れていただろう。「かがみの孤城」も同じことが言える。ボロボロに泣けた映画だ。



2021年は「チック、チック、ブーン!」で、昨年のベストワンは「ドライビング・バニー」。マオリ族が主人公の脇を固めるドラマ。悲惨な話ではあるが、民族の慈愛に満ちた普遍的な映画だったと思っている。昨年の映画傾向を「伝える」というテーマだとすると、今年の傾向をどうまとめることができようか。
以下、順不同の10本をチョイスした。


Revolution+1 足立正生監督
福田村事件 森達也監督
マッド・ハイジ ヨハネス・ハートマン監督/サンドロ・クロプフシュタイン監督 
ぼくたちの哲学教室 ナーサ・ニ・キアマン/デクラン・マッグラ監督 
リトル・マーメイド ロブ・マーシャル監督 
首 北野武 監督
逆転のトライアングル リューベン・オストルンド監督
フェイブルマンズ スティーブン・スピルバーグ監督
エンパイア・オブ・ライト サム・メンデス監督
BLUE GIANT 立川譲監督


そして「BLUE GIANT」の立川譲監督の「名探偵コナン 黒鉄の魚影」を次点とした。大御所映画監督に作品が集中したことを思うと、立川譲監督の活躍は個人的に将来への期待度が含まれる。そして、邦画も洋画も記録映画も問わずチョイスすると偶然にも今年見た映画の傾向が見て取れる。



この記事にも書いたことに重ねるが、森達也監督が「腰を抜かした」という「いちご白書」になぞらえて、戦争や暴動や「革命」といったキーワードが多くの映画に散りばめられてることに気づく。そして映画のカメラが真実を映すかどうか、フィクションという疑わしい現実を武器に、見る側を揺動し誘導する可能性のある恐ろしい武器であることを教えてくれたのも「フェイルマンズ」をはじめとする今年のラインナップの特徴ではなかろうか。


日本映画が衰退傾向にあって、大きな資本から距離を置いて自らの手で映画を撮ろうとする意思は、この社会が待ったなしの「底抜け状態(足立正生監督)」であることを示し、内容の薄い巨大資本で作られた映画と、低予算で作られたクオリティの高い映画との格差がどんどん広がってゆくことも実感できる。怖いのは、巨大資本の映画に目を奪われて、テレビや動画に慣れて、映画を見る目を喪失してゆく観客を気の毒に思う。


ベストテンには入れなかったが、ディズニーの「ウィッシュ」で、主人公が「これは革命なのよ!」と毅然と人々に放つ勇気あるセリフに心を奪われる。足立正生監督の作品もそうだが、今年ほど戦争と武器を露骨に示した映画が並んだ年は記憶にない。


最後に、昨年の映画は暗いイメージの映画が並んだ気もするが「タイタニック」を映画館で鑑賞できたのはとてもうれしかった。当時は映画館で鑑賞する機会がなかったので、あらためてこの映画のすごさを体験できた。




余談だが、「ゴジラー1.0」は興業も評価も悪くないが、四方田犬彦先生が言われるとおり危険な映画だったと思う。ひどい映画だった。東宝に配慮してか国家に忖度してかわからないが、多くの評論がこの映画に阿(おもね)る傾向があって、それを指示するファンが流されてゆくことを、この国の現状と照らして危険を感じた。もはや日本映画界にも気概のある評論が消えたということなのだろうか。


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