#ダリチョコ の映画とグルメ

しょーもないブログです。I am stupid anytime.

読書のブログ記事

読書(ムラゴンブログ全体)
  • シニア右翼 その2 古谷経衡著 「老人と子供」

    シニア右翼 日本の中高年はなぜ右傾化するのか (中公新書ラクレ) 中央公論新社 Digital Ebook Purchas 「未完の戦後資本主義」を総括して、著者は4つの要因にまとめている。ここはかなり説得力がある。 1、戦前と戦後の連続 宮台真司氏の「民主主義が一度もなかった国・日本」や片山杜秀... 続きをみる

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  • シニア右翼 その1 古谷経衡著 「未完の戦後民主主義」

    古谷経衡氏の本を初めて読んだ。 これがまた実にユニークで面白い。かなりレベルの高い内容で、SNSなどで根拠もなく書き込みする人たちとは一線を引く。 SNSをめぐる争いは法廷の場を舞台として、匿名性という特殊性(まぁ自分もその類だが)の中でかなりいいかげんな内容が多いのは理解しているつもりだ。しかし... 続きをみる

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  • 自分は自分 人は人 和田秀樹著 「怒らなきゃダメだ」

    争わない「生き方」 自分は自分人は人 和田秀樹先生が2020年に三笠書房から出された本。 自分は自分 人は人: 争わない「生き方」 (知的生きかた文庫) 三笠書房 本 さきごろ読んだ本は”老化”がテーマだったが、今回は”生き方”についての本だ。 若い方が読む本かもしれないが、齢60を超える者が読ん... 続きをみる

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  • 「がまん」するから老化する 和田秀樹著 「五輪そっくり」

    PHPから2022年に出版された本だが、2011年に出版された本の新版だそうだ。 先輩から推薦されてまずは一冊読んでみた。 紹介されたから、書店で和田秀樹さんの本を探してみると、とてつもない量の本が出版されている。御本人も書いているが、月数冊の勢いで新刊を発行されているらしく、その内容も医療から受... 続きをみる

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  • 息が詰まるようなこの場所で 外山薫著

    電車に乗ってたらこの本の宣伝があったので、まんまと乗せられて買ってしまった。 著者の外山薫(とやまかおる)さんのプロフィールは明らかにされていないが、ご自身の体験がきっかけでこのドラマが生まれたのではないかと推測する。ときにこれらのカテゴリーを「タワマン文学」ということもあるらしい。 登場人物は3... 続きをみる

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  • 66kg 「命を救うのは人間の判断」

    昨日の朝。 ホテルの8階から見下ろす空はすこし曇っている。 駅に向かう小路にはあじさいが華やいでいる。 いつもより早めに通勤したので、カフェで読書。時代劇もたまにはいい。 ランチはタンパク質のチキンにサラダ。 午後はまたクレーム対応の相談。 夕方の空。 夜はサラダ多めの冷やし中華。前日の残りと思し... 続きをみる

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  • かねこ 中殺界の乱気(金星人の運命 細木かおり)

    少し前、先月のことだが、いとこから電話があった。ちょっといやーな電話だった。 しばらく平凡な日々を過ごしていたが、不穏な空気が周囲に漂う。そんな思いの中、夕食をかねこで食べる。2月以来久しぶりだ。 かねこのママはバッサリ髪をカットしてイメチェンしていた。若返った印象だ。いつも明るいママだ。愛犬が毎... 続きをみる

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  • デモクラシーの宿命③ 文明から野蛮へ? 猪木武徳著

    猪木先生は「「多くを知ると、さらに知りたいことが増えてくる。」という学習の礎について言及されている。 第3部 文明から野蛮へ? 第7章 歴史に学ぶとは 最初にキンドルバーガーの「金融恐慌の歴史」から。 世界は過去から学ばない。 将来もおそらく学ばない 地球上で人がもっとも知的で愚かな種であることは... 続きをみる

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  • デモクラシーの宿命② 教育と学問が向かうところ 猪木武徳著

    前の記事に書き漏れたが、かつて報道は日刊、週刊、月刊とそれぞれの役割をもってバランスを保っていたという。今は報道の即効性だけがもてはやされて、じっくり議論する習慣が失われ、スキャンダル優勢、アカデミック劣勢傾向にある。もっともだと思う。ここからはアカデミックな分野の問題点を整理している。 第2部 ... 続きをみる

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  • デモクラシーの宿命① デモクラシーと市場の選択 猪木武徳著

    猪木武徳先生の書いた本を見直している。たまたま4月の統一地方選が行われた頃、このブログを書いているわけだが、この国はますます右傾化が進んで、そのうち戦争に向かうつもりらしい。これもデモクラシーなのだ。恐ろしい世の中が作られてゆく。 この本のサブタイトルに「デモクラシーの成熟が自由と平等を危うくして... 続きをみる

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  • 65kg 地震だ!

    今朝、たった今地震があった。震度5強。震源地は千葉のほうだ。 昨日は朝四時半起床。眩しい朝。 昼前に移動。このあたりでそろそろお祭りがあるらしい。 神保町へ移動してランチ。ろしあ亭は臨時休業。 休業の貼り紙がトルストイなのが面白い。書いてある内容もユニーク。 トルストイを読みながら夏の旅をしたのを... 続きをみる

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  • 夢遊病者たち③ 「危機」 クリストファー・クラーク著

    前回のつづき 夢遊病者たち② 「分断された大陸」 クリストファー・クラーク著 - #ダリチョコ の映画とグルメ 7,000万人の兵士を動員し2,000万人近い死者を出した未曾有の戦争現場で何が起きていたか?それはいくつかの印象深い映画が示してくれる。 「1917 命をかけた伝令」もそのひとつで、主... 続きをみる

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  • 夢遊病者たち② 「分断された大陸」 クリストファー・クラーク著

    前回のづづき 夢遊病者たち① 「サライェヴォへの道」クリストファー・クラーク著 - #ダリチョコ の映画とグルメ 第二部 分断された大陸 1914年7月28日にオーストリア=ハンガリー帝国がセルビアに最後通牒することで始まった戦争をひとことで開戦理由を説明することはできない。大きく言えば、ドイツと... 続きをみる

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  • 夢遊病者たち① 「サライェヴォへの道」クリストファー・クラーク著

    夢遊病者たち 1 | 第一次世界大戦はいかにして始まったか | みすず書房 猪木武徳先生の本を読んでいくと、その研究の行き先がとてつもなく壮大であることに気付かされるのだが、猪木先生著書の中で「多くを知ると知りたいことが増えてゆく」という節があって、読書や学びのあり方をそこはかとなく教えてくれる。... 続きをみる

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  • 死の器 森村誠一

    森村誠一さんの作品に最近はまっている。そしてこの本は1984年に連載され、その後森村誠一さんの問題作へとつながる作品となっている。 筋書きは、幼い頃同じアパートで過ごした猫を飼う少女と主人公の再会からとてつもない政治的な事件へと拡大してゆくサスペンスとなっている。親に死なれて孤独のまま育ったローカ... 続きをみる

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  • ゼロからの資本論③ 斎藤幸平 コミュニズムは不可能か?

    著者が「人新世の資本論」で触れた脱成長にはとても重たい意味がある。 これを踏まえて、この本は佳境へと進んでゆく。 第6章 コミュニズムは不可能か 話題は横道にそれるのだが、「ウィンドウ・ショッピング」の真意は、閉まっているデパートの外から商品を眺める行為だという。これは、デパートがかつて日曜日にお... 続きをみる

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  • カモのネギには毒がある4 甲斐谷忍(原案:夏原武)

    女性がレイプされたことを公にするって大変な勇気がいることだとおもう。 守られる権利や尊厳、そうしたものの根底が崩れているような気がする。足立正生監督がさかんに言われる「底が割れている」状態は世界に蔓延している。 カモのネギには毒がある 甲斐谷忍(原案:夏原武) - #ダリチョコ の映画とグルメ 2... 続きをみる

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  • ゼロからの「資本論」② 斎藤幸平 グッバイ・レーニン!

    前回のおさらい。 第3章 「ブルシット・ジョブ」を生む 著者は、ケインズが2030年には週15時間労働が主流になり、余暇をいかに過ごすかが課題となる時代がくるとしている。2030年まであと7年。そういう気配は感じられない。 ケインズが想定していたのは「働かなくてもいい」状態だが、実際は「働けなくな... 続きをみる

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  • ゼロからの「資本論」① 斎藤幸平 過労死はなくならない

    2023年1月にNHK出版から出された本を書店で見かけて躊躇なく購入。 世間は斎藤先生の考え方をどのように受け止めるだろうか。本当に素晴らしい本だ。そしてなにより”わかりやすい”。身近な事例を用いて語る切り口が見事だ。切り取ってうちの「バカ娘」に読ませても共感する。これはすごい。 最初に「資本論と... 続きをみる

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  • 魔少年 森村誠一短編集

    森村誠一さん、御年90歳が1972年に講談社から出された短編集をたまため手にして久しぶりに森村さんの魅力にとりつかれてしまった。 そしてなんと、この小説が1980年にドラマ化されていることを初めて知った。 何一つ不自由のない家庭に育った子供が起こした「いたずら」。そこには恐ろしい意味が隠されていた... 続きをみる

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  • バカと無知  橘玲著

    橘玲さんの本は痛い。 元首相を射殺した人物の孤独。彼はほとんど社会と接点のない人物だった。このあたりのリードから興味深い展開となってゆくのだが、橘玲さんが連載されているコラムを1冊にまとめたもののようで、橘玲節がさく裂している。 「正義は最大の報酬」という章では、”自分より優れた者は「損失」で、劣... 続きをみる

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  • 百億の昼と千億の夜 光瀬龍/萩尾望都

    なんとこの本が昨年復刻したことを知らず、あわててネットで購入してしまった。 とてもじゃないがこのドラマをひとことで語り尽くすことは不可能だ。深淵で壮大な物語はとてつもなく巨大な概念を超え、SFという枠すら超越している。しかも原作が書かれたのは1965年だそうだ。自分が萩尾望都さんの漫画として接した... 続きをみる

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  • バカの壁  養老孟司著

    なんと20年も前の本だ。養老孟司先生を認識したのは、NHKで「脳と心」という番組を見てからだ。この本が出版された時期から遡ること10年、今から30年前だ。 この本を20年ぶりに読み直して思うのは、まるで予言の書のように20年後の今をなぞらえていることだ。そして橘玲氏の著書などの切り口が養老先生がこ... 続きをみる

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  • 今こそ読みたいケインズ 根井雅弘著

    根井雅弘先生の著書は、2009年に中公新書から出版された「市場主義のたそがれ」という本で、サブタイトルにある”新自由主義の光と影”のとおり、リーマンショックに至る新自由主義経済を掘り下げつつ、その過ちをやんわりと指摘する内容だった。フリードマンがレーガン政権に影響し、福祉を削ってでも減税するという... 続きをみる

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  • 時をかける少女 筒井康隆著

    時をかける少女は言わずとしれた筒井康隆さんの代表作。たまたま手にした角川つばさ文庫の本はいとうのいぢさんのイラストが印象的だ。 1966年に発表されたこの作品は、大林宣彦監督の映画や、細田守監督のアニメなど幾度にもわたって映像化されている。そして時と時代を超えて、新たな解釈が加えられている。 原作... 続きをみる

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  • 68.5kg 大江健三郎氏ご逝去

    まずは、ノーベル文学賞を受賞された大江健三郎さんが亡くなられた。 心よりご冥福をお祈り申し上げます。 昨日の朝は5時起き。 前日、山口茜選手がドイツオープンで優勝した瞬間が夜中の2時。 薄曇りだが気温は穏やかだ。 「試着室 腕が抜けずに 全集中」サヨナラ脂肪川柳。 マスク着用が任意になったが、朝の... 続きをみる

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  • 経済学の世界  矢沢潔

    たまたまコンビニで見つけて手にした本。 経済学の危機など、経済学がどれほど社会の役に立っているか疑問視される昨今、経済学の成り立ちから現在に至るまで、わかりやすく写真や図などを示しながら紹介している。この本の妙味は「図と写真」だ。 いまさらだが、なんで経済学部を専攻したのか覚えていない。というか、... 続きをみる

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  • ディープフィクサー 千利休 波多野聖著

    ディープフィクサー 千利休 (幻冬舎文庫) 文庫 – 2020/12/9 波多野 聖 (著) 驚くべき話しだった。とにかく驚いた。 この小説の出だしは本能寺の変。信長焼き討ちのシーンから、想像もつかない展開となる。ここはネタバレになるので書けないが、あの時何かが起きた、というフィクションである。フ... 続きをみる

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  • 67kg サイクロン・ガブリエル

    ニュージーランドに大きなサイクロンが来て、非常事態宣言が出されたらしい。 新たに首相に選ばれたクリス・ヒプキンスも警戒を呼びかけている。ニュージーランドの強気の娘が「怖い」と言っているらしい。身の回りのものを持っていつでも避難できるように待機している。 特権の世襲による格差の再生産が日本社会の停滞... 続きをみる

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  • ニュージーランド Today

    ニュージーランド学会というところから2019年に発刊された本を図書館で借りてきた。 簡単に要約すると、ニュージーランドの紹介本である。ただし、旅行用とかではなくて、ニュージーランドの細かい事情を整理している本だ。 Ka mate, ka mate!  私は死ぬ! 私は死ぬ! ka ora! ka ... 続きをみる

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  • キネマ旬報 2023年2月下旬号

    キネマ旬報最新号が先ごろ発売された。主要な賞はネット配信などで授賞式が公開されたが、岸井ゆきのさんの主演女優賞は誰もが認めるところだ。しかし沢田研二さんの主演男優賞は失礼ながら意外だった。 「土を喰らう十二ヶ月」という水上勉のエッセイのドラマ化による受賞だ。未見だが、評価の高い作品のようだ。沢田研... 続きをみる

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  • なんでも大江戸番付  三遊亭円楽

    昨年鬼籍に入られた三遊亭円楽師匠がBS朝日に出演されてた番組が本になったもの。 図書館でダーリンが借りてきた。 面白くて一気読みした。2016年頃の本。 江戸時代に実在した「見立番付」というのがあって、番付というと大相撲を連想するが、ほかにもいろいろな人気商品などを番付にした歴史があるようだ。日本... 続きをみる

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  • 漂流 日本左翼史  池上彰・佐藤優

    「真説日本左翼史」から「激動日本左翼史」 そして本書へと3部作で綴られた日本左翼史の歴史を俯瞰で確認することができた。素晴らしい企画だったと思う。歴史的な偉業とも言える。 ”真説”では戦後日本の労働運動を半ばGHQがリードして作り出したことが書かれ、”激動”ではこれらの左翼運動が暴徒化してゆく過程... 続きをみる

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  • 経済社会の学び方②  猪木武徳著

    第4章 曖昧な心理は理論化できるか 1918年の「米騒動」について書かれている。思惑が政治や経済を動かすことがあるということ。米価が上がるという思惑が全国に広まり、暴動になったケースである。大恐慌の取り付け騒ぎもまた同じで、ここには何らかの思惑が働いている。インフレ不況も個人と行動と全体の結果に何... 続きをみる

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  • 経済社会の学び方①  猪木武徳著

    猪木武徳先生の本は「戦後世界経済史」を読ませていただいて、2009年に出版された本だが、実に壮大なスケールの本で、最後に中国における為替操作の可能性をじわりと書き残していて印象的だった。 その後新聞や雑誌で猪木先生のコメントなどを追いかけると「デモクラシー」というキーワードに行き着く。そのことはま... 続きをみる

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  • カモのネギには毒がある2 サンクコスト

    カモのネギには毒がある 甲斐谷忍(原案:夏原武) - #ダリチョコ の映画とグルメ いや面白い。実に面白い。実は1巻と3巻を先に読んでしまったので、途中の2巻がどうしても読みたかったのだ。このドラマの面白さは、まず「経済学」を扱っているところ。そして主人公の加茂教授の姿勢が、単なる学問のフィールド... 続きをみる

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  • 71kg 歯医者(虫歯7本)

    昨日は21時半就寝、今朝4時起床、なんと71kg。 朝メシを食べて、午前中は読書して過ごす。 明日、高円寺に行く前に「乱」を見直す。セリフまで頭に残っている。神も仏もない、いままさにこの映画のような世界。シェイクスピアの普遍性に驚く。 札幌セコマで買ったお菓子をパリパリしているうちにお昼。 この後... 続きをみる

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  • 引き裂かれるアメリカ 町山智弘著

    副題に 銃、中絶、選挙、政教分離、最高裁の暴走 とある。まさにこれアメリカの実情。しかし、単にアメリカの実情かというとそれは違う。アメリカは世界でも最も尊敬されない国であり、その鏡が日本だと知るべき本だ。 引き裂かれているのはアメリカだけではない。 本の半ばから陰謀論について様々な取材が展開される... 続きをみる

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  • はじめて読む人のローマ史1200年 本村陵二著

    たまたま仕事でいろいろ議論していて、ピタッとくる本にたまたま出くわした。 経緯はこうだ。 業界全体が価格競争から離脱しようとしている中、難易度の高い(ひらたく言うと「うるさい」)クライアントをターミネートしようという流れに平行して、コストを増額しても丸ごと業務を委託したい、というマーケットも存在す... 続きをみる

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  • カモのネギには毒がある 甲斐谷忍(原案:夏原武)

    神保町の集英社前を通ると、たまたまこの作品のポスターが目立つところに掲出されていた。 カモのネギには毒がある 加茂教授の人間経済学講義[漫画公式サイト/最新情報・試し読み]|集英社グランドジャンプ公式サイト グランドジャンプに掲載中。 自殺しようとする名取三咲を浮浪者が止める、というシーンから始ま... 続きをみる

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  • 腐蝕花壇  森村誠一

    推理小説は、ノリがいいとまたたく間に読めてしまうから楽しい。森村誠一さんの小説をしばらくぶりに読ませて頂いたが、なんともドライブ感のある素晴らしい作品だった。 なんと1987年に上構された作品らしい。主人公は小説家。まるで森村誠一さん自身を重ねているようだ。途中で引退した刑事の家に小説家が訪ねるシ... 続きをみる

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  • 教養としてのチャップリン  大野裕之

    ちょっと長くなるかもしれないよ、このしょうもない記事。 「ビジネスと人生に効く 教養としてのチャップリン」 映画館で久しぶりにチャップリンを鑑賞して、初日のトークイベントで大野裕之さんを初めて知って、彼がラジオで宇多丸さんとお話されているのを聞いて、俄然この本を読みたくなった。そしてあっという間に... 続きをみる

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  • 68kg 師走、読書

    今日から師走だ。いやになっちゃう。 昨日は22時半就寝、今朝4時半起床。68kg。朝は薄曇りだったが、その後一瞬腫れる。 11月最後の一日は20度を超える暑さ。でも今日は寒くなるようだ。 朝メシ抜いても太鼓腹。 昼はスパゲティ。 昨日はヒマだったな。やることがない。 夜はダーリンが買ってきたバイン... 続きをみる

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  • カスハラ対策実務マニュアル 香川希理

    弁護士が書いた「カスハラ」対策本。 いろんなハラスメントがあってハラハラするが、セクハラ、パワハラ、モラハラときて、ついにカスハラだ。カスタマーハラスメント。この本は売れ線を狙う、奇をてらった本ではなく、どちらかというと学術的で、タイトルのとおりマニュアル形式に構築されている。著者で弁護士の香川希... 続きをみる

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  • 令和4年4月下席 浅草演芸ホール☆

    4月下旬の休みにひとりで浅草まで出向く。 お目当ては柳之介。 ときどきラインで連絡したりしている。 4月下旬の浅草はコロナも消えかかりつつある中、とても賑やかだったが、浅草演芸ホールの客席は残念ながらがらがら。これもまた現実。 スター性のある落語家が出ないと客席は埋まらない。この日「大入」と出てい... 続きをみる

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  • 宴のあと 三島由紀夫☆

    三島由紀夫の本がたまたま家に置いてあったので、暇つぶしに読み始めたら面白くて面白くて、一気読みしてしまった。すっごく面白かった。 『宴のあと』は三島由紀夫が1960年に中央公論で発表した作品。三島由紀夫35歳の作品。政治家と料亭の女将の話し。ある意味で老いらくの恋。 政治家の一線から退いた政治家に... 続きをみる

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  • 人新世の「資本論」 斎藤幸平著

    昨今、自分の仕事の範疇でもじわじわと環境にかかわる言葉が飛び交うようになってきた。まだまだ実感には至らないが、このままだとヤバいよなぁという雰囲気が醸成されつつあるわけです。 このまま知らんぷりする、という生き方もあります。 あるいは本気でムヒカさんのような先人やグレタ・トゥーンベリさん、あるいは... 続きをみる

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  • ドーナツ経済 ケイト・ラワーズ著

    これね、本当に読んでよかったと思わせる本です。 読んでよかった、いろんな意味で。 言うまでもなくミスドとかダンキンドーナツとかクリスピーの話題ではありません。 詳しいことは以下のとおり、ほかのブログに残しましたので、お暇であれば読んでみて下さい。 1、ドーナツ経済 2、ドーナツ経済 金融が支配した... 続きをみる

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  • 新世界秩序と日本の未来

    大変ヒットしている対談本です。内田樹さんと姜尚中さんの知性の融合と衝突。この本の根底にあるものが何か?と考えると胸が痛くなります。そしてお二人の思いへの感動。姜尚中さんが小田実の言葉を借りて『難死』という、コロナ渦で自宅で死ぬことすらできない状況に陥れた日本の実情を厳しく非難したメッセージに痛く感... 続きをみる

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  • ゴジラのトランク

    初代『ゴジラ』(1954年)の本多猪四郎監督の奥様が書き下ろされた本です。2012年当時95歳でしすから、今はどうされているのでしょうね。巻末にお亡くなりになった八千草薫さんとの対談などもあります。 奥様のきみさん自身もスクリプターとして映画界にいた方なので、ご主人の仕事をよくご理解されているわけ... 続きをみる

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  • 華氏451度 レイ・ブラッドベリ

    ときどき事前に言ってますけど、このブログはしょうもないブログなので、決して最後まで読まないようにお願いします。ホントしょうもないですよ。不愉快になりますからね。 はい、 ということで久々の読書感想文。 ブラッドベリの小説を初めて読みました。オーウェルの『1984年』にも重なるデストピアを描きます。... 続きをみる

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  • 1984年 ジョージ・オーウェル

    いつかは読もうと思っていた本をやっと手にしました。 ジョージ・オーウェルの代表作『Nightenn Eighty-Four』 読もうとしたきっかけのひとつは『ワンダーウーマン1984』。この映画の1984は、現実の1984年でアメリカだけでなく日本も含めたバブルが今もその傷跡(極端な格差)を残して... 続きをみる

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  • 影ぞ恋しき 葉室麟著

    今は亡き葉室麟さんの著。亡くなったのが2017年でこの本が2018年に出版されているということは遺作かもしれない。上下巻の長い物語を堪能した。 雨宮蔵人という備前の武士が里を追われて京都の鞍馬山で過ごす日々を描く。そこにとんでもなく大きな政治的事件が発生する。ときの徳川将軍争いに発展する大事件が蔵... 続きをみる

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